9〜17歳の86%が生成AIを利用、教育上の依存に懸念
- •コモン・センス・メディアの調査で、9〜17歳の子供の86%が生成AIを利用していることが判明した。
- •80%以上の若年ユーザーが宿題に生成AIを使用しており、教育面での依存が懸念されている。
- •AIが事実と虚構を区別できない場合があることを認識している子供は、わずか33%にとどまる。
コモン・センス・メディア(Common Sense Media)の取り組みであるYouth AI Safety Instituteが実施した調査により、9〜17歳の子供や青少年の86%が生成AIツールを利用していることが明らかになった。9〜12歳で81%、13〜15歳で89%、16〜17歳では92%が使用しており、1,200人以上の回答者全体で技術の日常生活への浸透が浮き彫りとなった。
回答者の約25%は毎日AIを利用しており、89%は娯楽目的で活用している。教育面での依存も顕著であり、80%以上の子供が学校の課題に利用し、年長の10代ではその割合が94%に達する。コモン・センス・メディアの創設者兼CEOであるジム・スタイヤー(Jim Steyer)は、この急速な普及スピードについて、ソーシャルメディアの台頭よりも2倍速いと指摘した。
ユーザーの20%(毎日利用する層では42%)が、1カ月間AIなしで過ごすことは困難であると回答しており、依存の兆候が見られる。学業面では、AIなしでは課題を開始・完了することが難しいと16%が回答した。ジム・スタイヤーは、学生が独立した批判的思考よりもAIが生成した回答を優先することに対し、学業への悪影響を懸念している。さらに、健康や身体の健康について57%の若者がAIにアドバイスを求め、36%が個人的な悩みや感情をチャットボットに相談している。
安全面やリテラシーの不足も深刻で、44%の子供が親とAIの安全性について話し合っていない。AIモデルが事実と虚構を常に正確に区別できるわけではないと理解している若者は33%にすぎず、AIが生成した回答の正確性を評価するための指導を学校や教師から受けたことがある層は約50%にとどまる。学業以外では、40%が対人スキルの練習にAIを活用し、47%が将来の目標や個人的な願望に関するアドバイスを求めている。