AIエージェント、人間と整数乗算の記録を更新
- •人間とAIの参加者が24時間以内に、OpenAI Math Drop Problem 109のκを2^−182から0.00129へ引き上げ
- •GitHubリポジトリに151件のPRが集まり、テストと最適化コードが2億6,000万行超追加
- •Codexは89件、Claudeは48件のPRに記録され、κが0.001に近づく中でジェイコブ・サスマンがE8格子の幾何学を導入
数学者、開発者、AIエージェントからなるオープンソースのコミュニティが、24時間以内にOpenAI Math Drop Problem 109のパラメーターκを2^−182から0.00129へ引き上げたと、36Krが10月13日に報じました。この問題は整数乗算の条件付き下界に関するもので、κはアルゴリズムが指数的に節約する割合を表します。参加者はGitHubのCrocSwap/integer-mult-boundsリポジトリで作業し、151件のプルリクエスト(変更提案)を提出。テストと最適化のコードを2億6,000万行超追加しました。最盛期には毎分新しい解法が届き、コードの最適化が検証を一時的に上回りました。
ダグ・コルキットはコードと数学的な変更を進め、κを2^−182から2^−108、さらに2^−78へ引き上げました。10月7日夜には「非隣接軸スワップ」によってレイアウト経路の交換をO(d)に削減し、κを2^−78としました。10月8日未明には2^−34に達して作業を終えました。記事によると、その後、ロハン・アルンら研究者がGetSupersなどのプラットフォームでCodexとClaudeを使うエージェントを数十体起動し、リポジトリの活動が急増しました。エージェントは論文やコードを読み、最適化案を探してコードを書き、検証器を実行し、候補が通るとプルリクエストを提出しました。
開発者のDugongueが、κを初めて10^−3より大きくするプルリクエストを提出しました。その後ダグがロハン・アルンの提案を検証して取り込み、結果は0.00129に進みました。151件のうち、89件にはCodex、48件にはClaudeの使用が記録されていました。アルンは、Codex Astra highは迅速な反復作業とコスト最適化に強く、Claude Opus 5.5はリーダーボードで首位の結果を出し、進展が止まった際の構造的な前進にも貢献したと説明しました。報道によると、チームは的を絞った最適化やパターンの反復でも競い、この活動は分散型の研究活動と呼ばれました。
κが0.001に近づくと、コード最適化だけによる改善は小さくなり、エージェントは局所最適に達し始めたと記事は伝えています。そこで研究者のジェイコブ・サスマンが、8次元の球充填に関する数学的構造であるE8格子を導入し、その見方から入力の「対になった立方体変換」を再構成する案を示しました。記事は、この数学的な着想によって最適化の方向が変わったとしています。