Anthropic、S-1を修正し第3四半期決算を追加

cnbc.com2026年11月3日 (火)
Anthropic、S-1を修正し第3四半期決算を追加
  • •Anthropicが月曜日、SECに提出済みの目論見書を修正し、第3四半期の財務実績を追加
  • •第3四半期の売上高は約170億ドル、純損失は232億9,000万ドル
  • •購入契約とリース契約による債務は8,954億ドルで、ほぼすべてが計算資源とインフラ関連

Anthropicは月曜日、米証券取引委員会(SEC)に修正版のフォームS-1を提出し、目論見書に第3四半期の決算を追加しました。9月30日までの9カ月間の売上高は332億4,000万ドルで、前年同期比で約1,200%増加しました。純損失は1,040億ドルで、その大半は転換社債とデリバティブ負債の公正価値の変動によるものです。Anthropicは2025年の同じ9カ月間に251億ドルの損失を計上していました。

修正版は、先週公表した目論見書を更新するもので、以前の版に含まれていた財務情報は上半期まででした。第3四半期の売上高は約170億ドルで、前年同期比約1,127%増、純損失は232億9,000万ドルでした。売上高の前期比成長率は47%で、第2四半期の144%、第1四半期の132%から低下しました。

Anthropicは、購入契約とリース契約による約8,954億ドルの支出約束を開示し、その「ほぼすべて」が計算資源とインフラ関連だと説明しました。9月30日までの9カ月間に、計算資源とインフラの費用は前年同期から144億ドル増え、増加率は329%でした。同社は、計算資源とインフラの能力拡大に伴って費用が増えたと述べています。

ロードショーを控えるAnthropicをめぐり、CNBCはAIインフラ整備のコストに対する投資家の懸念を報じています。ウォール街では、金利上昇によりデータセンター開発会社やネオクラウド(借りた計算資源を基盤にするクラウド事業者)が負債を負担できなくなる可能性が懸念されています。先週、マイクロソフト、Alphabet、Amazonが発表した決算もこうした懸念を強めました。各社のAI投資がキャッシュフローを減らすなか、投資家は計算能力がAnthropicの需要に間に合う速さで稼働するのか疑問視しています。Anthropicは能力の多くをAmazon、Google、SpaceXから調達し、ネオクラウドも利用しています。

CEOのダリオ・アモデイと、OpenAIを離れた研究者らが5年前に設立したAnthropicは、S-1に90ページを超えるリスク要因を記載しました。そこには政治面での逆風、インフラ需要、安全性と商業目標の両立に関する課題が含まれます。共同創業者らは、自社のAIモデルがもたらすリスクを世界が理解し、軽減できるよう支援し、政府や業界と協力して対処することが自分たちの責任だと述べています。OpenAIは6月にSECへ目論見書を非公開で提出しており、幹部らは2027年の上場を目指していると示唆しています。