アンソロピック、上場を前に損失縮小とインフラ支出を開示

Yonhap News2026年11月3日 (火)
アンソロピック、上場を前に損失縮小とインフラ支出を開示
  • •アンソロピックがナスダック上場を前に第3四半期決算をSECに提出、ANTのティッカーで今月中の上場を計画
  • •売上高は169億6,200万ドル、純損失は64.9%減少、AIインフラの購入・賃借契約は8,954億ドル
  • •投資業界は上場時の企業価値を1兆5,000億ドルと予想、12カ月以内に698億ドルの支払い予定

アンソロピックは今月中のナスダック上場を前に、第3四半期の業績を米証券取引委員会(SEC)に開示しました。売上高は169億6,200万ドルで、前年同期の約12倍となりました。純損失は232億9,000万ドルでした。売上高は前四半期の115億6,000万ドルから46.7%増え、純損失は663億ドルから64.9%減少しました。

純損失のうち219億ドルは、転換社債(将来、株式に転換できる債券)やその他の有価証券の公正価値(市場価格を反映した評価額)の調整による帳簿上の損失です。このため、実質的な純損失は約14億ドルと推定されます。第2四半期に9億7,400万ドルだった営業利益は、第3四半期には5億6,700万ドルの営業損失に転じました。

アンソロピックは、クラウドの計算能力やデータセンターのインフラを確保するため、賃借料などを含む支出契約を結びました。9月30日時点で、AIインフラの購入・賃借契約に基づく将来の支出額は8,954億ドルです。このうち4,475億ドルは2030年末までに支払う予定で、今後12カ月以内に支払期限を迎える額は698億ドルです。

同社は、第3四半期の売上高が前年同期比1,127%増となる一方、計算能力とインフラの費用は382%増にとどまったとして、高性能モデルの計算効率が高まったと説明しました。先月26日には新規株式公開(IPO)の証券登録届出書をSECに提出しており、今月中にティッカーシンボル「ANT」でナスダックにA種普通株を上場する計画です。

ロイター通信とブルームバーグ通信によると、投資業界などはアンソロピックの上場時の企業価値を1兆5,000億ドルと予想しています。これは6月に上場したスペースXの企業価値1兆8,000億ドルに迫る評価です。この予想は確定した上場価格ではなく、投資業界による評価です。アンソロピックは上場手続きを進めており、計画どおりなら今月中にナスダックで「ANT」として取引される予定です。