Apple、Siri AIを開発者に開放

Apple2026年11月4日 (水)
Apple、Siri AIを開発者に開放
  • •iOS 27.3などのベータ版で、すべての開発者がSiri AIとアプリを連携可能に
  • •App Intentsで独自の操作を追加し、スキルで複数の操作を組み合わせた依頼に対応
  • •App Storeへの申請は春に開始予定。Siri AIは6言語に対応

Appleは2026年11月3日、iOS 27.3、iPadOS 27.3、macOS 27.3、visionOS 27.3のベータ版で、すべての開発者がApp Intentsを通じてアプリをSiri AIに接続できる開発者向けプレビューを開始しました。数カ月後の一般公開に先立ち、Siriからアプリを見つけて使えるようにする方法を試せます。App Storeへの申請受付は春に始まる予定です。

開発者は、配達状況の確認、予約、注文など、アプリ内の情報や独自の操作をSiri AIに提供できます。複雑な依頼に対応するため、複数の操作を一つの体験にまとめる「スキル」も導入されます。Siriは既存のスキーマに合う項目に限らず、Spotlightのセマンティック インデックスにある任意の項目を表示できます。Appleによると、Siri AIは個人の文脈の理解、画面上の情報の認識、自然言語に対応します。

Appleによると、すでに数千人の開発者が、道順の取得、やることリストの管理、メッセージの送信、オーディオブックの再生などにSiri連携を構築しています。同社はカレンダー、ファイル、Finder、ジャーナル、メール、マップ、メッセージ、ミュージック、メモ、写真、プレビュー、リマインダー、Safari、ショートカット、天気に新機能を順次導入しています。たとえば、先週訪れたコーヒー店を探したり、1年以上開いていないファイルをアーカイブしたりできます。

Siri AIは英語、フランス語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の6言語に対応し、繁体字中国語、ノルウェー語、トルコ語、ベトナム語にも今後対応する予定です。ベータ版の利用には、Apple Intelligenceに対応した端末をサポート対象言語に設定する必要があります。地域や言語によって一部機能が使えない場合があります。iOS、iPadOS、watchOSではEU域内で利用できず、13歳未満のユーザーも対象外です。AppleはEUと利用に向けた道筋を探っています。Siri AIを含むサーバー処理型のApple Intelligence機能には、機能の種類、依頼の複雑さ、システムの需要、ポリシーに応じた1日ごとの利用上限があります。将来は有料で利用枠を拡大する予定です。AppleはAPIについて技術者と話し合う場として、11月4〜5日にApple Intelligence Group Labsを開くと開発者に案内しました。