Arena、エージェント向けルーター「Max」を公開

Arena AI2026年10月14日 (水)
  • •Arenaが10月12日にMaxを公開、上位モデルと比べ37%のコスト削減で最先端性能をうたう
  • •実地テストでMaxがAgent Arena首位、スコアは+14.7%、タスク当たり中央値3.27ドル
  • •コード・チャット・業務の種類に応じ、AstraとFable 5.1へ異なる割合で振り分け

Arenaは2026年10月12日、Agent Arena向けのエージェント型ルーターMaxを公開し、上位モデルと比べてコストを37%削減しながら最先端の性能を実現したと発表しました。MaxはAgent Arenaの実利用セッション250万件以上を基に構築され、タスクの複雑さ、費用、種類に応じてモデルを選びます。Arenaによると、タスク分野ごとに性能と費用のバランスを取り、パレート最適境界(他の選択肢が性能と費用の両方で上回れない水準)を達成しました。

過去4カ月間、Arenaはチャット、コード、業務タスクで60種類を超えるエージェント型モデルを試し、性能と費用の組み合わせや各モデルの強みを調べました。実地テストでMaxはAgent Arena首位となり、スコアは+14.7%、タスク当たりの費用中央値は3.27ドルでした。テスト時点で公開モデル首位だったFable 5.1(Max)を0.3%上回り、費用は37.5%低くなりました。Arenaによると、テストにはOpus 5.5の公開前、9月17日より前に収集したデータを使いました。

タスク別の振り分けでは、コードセッションの67%をAstra(Medium)に送りました。チャットではAstra(Max)が49%、Fable 5.1(Max)が42%を占め、業務セッションではFable 5.1(Max)が49%、Astra(Medium)が43%でした。Arenaによると、Maxは低価格のAstra(Medium)で解ける可能性が高いコード課題を見つけ、そこへ振り分けて費用を抑えます。同社は、異なるモデル構成でもこの手法を使え、モデルの公開後も最先端の性能を保てるとしています。

Fable 5とKimi K3を使った以前のテストでは、Maxはタスク当たり中央値1.06ドルで、純改善率+10.7%を達成しました。Fable 5(High)を0.6ポイント上回り、費用を54%削減しました。発表によると、ArenaはFable 5.1とAstraを組み合わせたMaxをAgent Mode経由で期間限定提供しており、API利用を希望する人は登録フォームを送信できます。発表では、以前のMaxとMultimodal Maxを基にしたArenaの最新バージョンとも説明しています。