Ash Koosha、長編映画でKling 4.0を試用

Kling AI2026年11月4日 (水)
Ash Koosha、長編映画でKling 4.0を試用
  • •Ash Koosha氏、長い生成映像で長編映画の演技を展開しやすくなると説明
  • •Fountain Film Engineで廃棄映像を少なくとも50%削減できるとの初期見通し
  • •Kling 4.0は最大30秒の一括生成と、シーンの他部分を保つ部分編集に対応

Fountain 0の共同創業者兼CEO、Ash Koosha氏は、Kling 4.0の長尺動画生成と編集機能が、長編映画で生成映像をより多く活用する助けになる可能性があると述べています。同氏は、AI生成のショットが長編作品の物語の中で成立するかを基準にモデルを試しました。2026年には『Dreams of Violets』と『ODYSSEUS: The Fall』の2本の長編映画を脚本・監督し、前者はトライベッカ映画祭に選出され、正式上映されました。後者は150分の作品で、Koosha氏が一人で制作しました。いずれも技術の実演ではなく、完成した映画体験を目指した作品です。

両作品の動画生成にはKling 3.0を使い、複雑な場面でのリアリティ、動きのある映像、制御されたアクションを実現しました。Koosha氏がKling 4.0に期待する主な点は、使えずに廃棄される映像の減少です。初期の観察に基づき、Fountain Film Engineでは廃棄映像を少なくとも50%減らせると見込んでいます。物理的な相互作用や空間内の位置関係、衝突の表現がより説得力を持ち、ショット冒頭で設定されたアクションから映像がずれにくくなるためだと説明しました。生成コストや、映画制作者が創作上の判断に充てられる時間にも影響する可能性があるとしています。

Kling 4.0は一度の生成で最大30秒の映像を作れ、重要な視覚要素をより細かく調整できます。長いショットでは、登場人物がためらい、反応し、動作を終えるまでの時間を確保できるため、生成時間の上限に合わせた編集をせずに緊張感や雰囲気を生み出せるとKoosha氏は述べています。安定したカメラの動きや、視線、自然な重心移動、意図に沿ったカメラワークなど、登場人物の細かな表現も評価しています。

複数ショットの生成では、最初の指示を超えた構図やショットの展開を提案できる一方、Kling 4.0は連続する場面をより安定して処理し、ショットの向きや順序を制御する機能も備えるとKoosha氏は説明しました。探索中は予想外のアイデアを受け入れ、制作段階では正確な指示に従うモデルを求めています。部分編集では、シーンの他の部分を保ちながら、表情や動き、視覚要素の一つを変更できます。同氏が挙げた例では、若い男性がテープを捨てる動作を、テーブルに置く動作へ変え、背景や周囲の人物はほぼそのまま保ちます。最終判断を下すのは監督ですが、性能の高いモデルはその判断を画面上で実現する助けになると述べています。