AWS、Prime Day実績とAI関連製品を報告

AWS AI Blog2026年10月15日 (木)
  • •AWS、4日間でDynamoDBが59兆件超のリクエストを処理し、障害注入実験を44,000件超実施
  • •Claude Haiku 5.5がAWSで提供開始、ほとんどのタスクでHaiku 4.5より約75%低コスト
  • •Nova 2.5 Sonicがリアルタイム音声エージェントに対応、Strands Boxはポリシー制御型サンドボックスを導入

AWSは10月13日の週次まとめで、Prime Day 2026のインフラ実績と、前週に発表・更新したClaude Haiku 5.5、Amazon Nova 2.5 Sonic、Strands Boxなどを報告しました。6月に開催されたPrime Dayでは、記録的なトラフィックを処理しながらサービスの中断はなかったとAWSは説明しています。

4日間でAmazon DynamoDBは59兆件を超えるリクエストを処理し、ピーク時には毎秒1億9,200万件に達しました。応答時間は1桁ミリ秒を維持しました。AWS Lambdaは1日あたり2兆3,000億回超の呼び出しを処理し、Amazon EBSはピーク時に24兆8,000億回超の入出力操作を実行、1日あたり1エクサバイトを超えるデータを移動しました。Amazon ECSはAWS Fargate上で1日平均1億5,830万件のタスクを起動し、前年から47.7%増加しました。AWS GravitonはAmazon EC2上でAmazon.comが使用した計算資源の最大49%を担いました。Prime Dayの数カ月前には、チームが障害を意図的に注入するAWS Fault Injection Serviceの実験を44,000件超実施し、2025年の6倍を超えました。

Claude Haiku 5.5はAmazon BedrockとAWS上のClaude Platformで利用可能になりました。AWSによると、Claude 5.5シリーズで最速のモデルで、ほとんどのタスクにおいてClaude Haiku 4.5より約75%低コストです。タスクごとにコストと知能の水準を調整できる「effort controls」を搭載した初のHaikuモデルです。AWSは、Claude Opus 5.5に計画立案と判断を任せ、複数のHaikuサブエージェントが経路選択、分類、小規模なコード変更を並行処理できると説明しました。リアルタイム音声エージェント向けの音声間モデルAmazon Nova 2.5 Sonicは、推論、指示追従、ツール呼び出しの精度を高め、遅延を低減しました。7言語の表現豊かな音声、調整可能な発話交代、256Kのコンテキストウィンドウに対応し、一般提供中のStrands Bidi Agentsと組み合わせられます。

Amazon GuardDuty RDS Protectionは、Amazon Aurora PostgreSQLとAmazon RDS for PostgreSQLにおけるデータ持ち出しや破壊の検知に対応しました。行動の基準値を作成し、機械学習による異常検知と脅威インテリジェンスを使って不審なデータアクセスを検出します。エージェントや追加インフラ、データベース設定の変更は不要です。AWS Lambdaは、Amazon CognitoやOktaなどのIDプロバイダーを通じた、セルフマネージドApache Kafkaイベントソース向けOAuth認証を追加しました。対応するKafka環境には、自社運用クラスター、Confluent Cloud、Aiven、Redpandaが含まれます。Amazon RedshiftはApache Icebergのマテリアライズドビューに対応しました。事前計算した結合や集計をAmazon S3上のIcebergテーブルとして保存し、AWS Glue Data Catalogに登録します。SQLで作成した結果は、Amazon Athena、Apache Spark、Trino、SnowflakeなどIceberg対応エンジンから照会でき、Redshiftは変更されたデータを再計算して更新します。

AWSは、Apache 2.0ライセンスのオープンソース・サンドボックス「Strands Box」を開発者向けプレビューとして発表しました。Dogwoodを基盤とし、OSによる隔離に加えて、エージェントの過去の動作に基づき行動を制限するポリシーを備えます。認証情報はエージェントの実行環境内に置かず、外部通信ゲートウェイで付与します。AWS Continuum for Penetration Testingはパブリックプレビューとなり、CI/CDパイプラインと連携します。デプロイ中に検出事項と修正案を示し、修正後の再テストで対処を確認します。週次まとめは、Amazon Bedrock上で4,000万人の開発者向けに提供されるPostmanのAgent Modeに関する投稿と、2026年9月のAIビルダー動向のまとめにもリンクしました。AWS re:Inventはラスベガスで11月30日から12月4日まで開催予定で、指定席の予約を受け付けています。AWS Community Daysはサンフランシスコで10月13日、マイアミで10月14日、ブリスベン、ケープタウン、マルタで10月16日、ムンバイで10月17日に予定されています。