CopilotのClaude、EUデータ境界内で処理へ

Microsoft 365 Copilot2026年11月6日 (金)
CopilotのClaude、EUデータ境界内で処理へ
  • •Microsoft、CopilotのClaudeモデルを2026年末までにEUデータ境界内で処理すると発表
  • •EUとEFTAの組織はCopilot Coworkを含む各種Copilotで、境界内処理のClaudeを利用可能に
  • •既存ユーザーは自動移行、未有効化の組織では管理者が設定し、初期状態は無効

Microsoftは11月5日、Copilotで使われるAnthropicのClaudeモデルについて、2026年末までにEUデータ境界内で処理すると発表しました。欧州連合(EU)と欧州自由貿易連合(EFTA)の組織は、Copilot Coworkを含むCopilotの各機能でClaudeを利用でき、データがすでに保存されている境界内で処理されます。Microsoftは、Claudeの利用と地域別のデータ処理方針のどちらかを顧客が選ぶ必要はないとしています。

Microsoftによると、EUデータ境界は、Microsoft 365などのオンラインサービスのデータをEUとEFTA内に保存・処理する取り組みで、現行の規制要件を超えるものです。対象となるMicrosoft 365の顧客は、追加の申し込みや費用なしで契約に基づき利用できます。国単位の管理を求める組織は、EUとEFTAの10カ国で利用できる国内データ保管を選べます。Claudeは、すでに境界内で処理されているMicrosoft運用モデルなどに加わり、規制対象の業界や公共部門を含む組織のコンプライアンス要件に対応します。

ClaudeモデルはすでにCopilot Chat、Microsoft 365アプリ内のCopilot、Copilot Cowork、Copilot Codeを支えています。Microsoftは、これらのモデルが同社の企業向けデータ保護の対象であり、顧客データを生成AIの基盤モデルの訓練に使わず、利用者を管理者が制御できると説明しています。現在Claudeを使っている顧客は対応不要で、利用可能になった時点で処理先が境界内に自動で移ります。Claudeを有効にしていないEU・EFTAの組織では初期設定が無効となり、管理者はMicrosoft 365管理センターで全員または選んだユーザーやグループに対して有効化できます。Microsoftは、提供開始が近づいた段階で詳細を案内するとしています。