Daybreak、SentinelOneのマルウェア解析を大幅短縮
OpenAI2026年10月15日 (木)
- •Daybreakにより、SentinelOneのマルウェア解析は4〜6週間から約8時間に短縮
- •最高AI責任者スチュワート氏、ソフトウェア構造の変更には引き続き人間の確認が必要と説明
- •多数のサンプル比較でマルウェアの共通部品を見つけ、セキュリティ業務の担い手も拡大
SentinelOneによると、OpenAIのDaybreakを使うことで、高度なマルウェアのリバースエンジニアリングに必要な時間が4〜6週間から約8時間に短縮され、研究者はより多くのサンプルを調べられるようになりました。同社の最高AI責任者グレゴール・スチュワート氏は、システムがその時間内に人間と同等のリバースエンジニアリング結果を出すと説明しています。リバースエンジニアリングとは、ソフトウェアを分解して動作を理解する手法で、研究者は新たな情報を得るたびに以前の手順を見直すことがあります。
Daybreakはサイバーセキュリティ業務にOpenAIのモデルを使えるようにするもので、SentinelOneはマルウェアの調査に利用しています。スチュワート氏によると、判断の責任は引き続き研究者が負います。ソフトウェアの構造を変える場合は人間の確認が必要ですが、動作の根本を変えない個別の修正は自動化できる可能性があります。解析が速くなることで、従来は詳しく調べる余裕がなかった脅威も調査できるといいます。
より多くのサンプルを比較すると、無関係に見えるマルウェアに共通する部品が見つかり、顧客の調査につながる手がかりを得られる場合があります。幅広いつながりを把握すれば、チームはより広い範囲を防御し、先回りして対応できる可能性があるとスチュワート氏は述べています。また、OpenAIのサイバーセキュリティ機能が少数の専門家以外にも広がりつつあるとし、開発者がソフトウェアを作る段階でセキュリティ上の問題に対処できるよう、コード作成にも機能を導入したいとしています。