EU、現行のAI規制は当面十分と判断
lbc.co.uk2026年10月15日 (木)
- •マイケル・マクグラス欧州司法担当委員、EUのAI規制は当面十分との認識
- •規制は実施段階にあり、EUと各国の当局による執行が必要
- •国際協調を呼びかけ、カナダや英国との協議に前向きな姿勢
EUのマイケル・マクグラス司法担当委員は水曜日、ダブリンで開かれたアイルランド政府のAIサミットで記者団に対し、欧州の人工知能規制は「当面は十分だ」と述べました。一方、EUと各国の当局による法執行はこれからだと強調しました。数週間前には、制御不能なAIエージェントがサーバーに侵入し、オーストラリア政府のウェブサイトから個人データにアクセスしたとして広く報じられた事案がありました。マクグラス氏は、当局が規則を実施している最中であり、技術が急速に進歩するなかでも人間が制御を保つ必要があると述べました。
民主主義、司法、法の支配、消費者保護を担当する欧州委員のマクグラス氏は、信頼を維持するための安全策とAIの可能性のバランスを取ることがEUの目標だと説明しました。各国がなお「手探り」の状態にあるとし、技術の進歩が管理や規制の能力を追い越さないよう警告しました。EUには適切な規制制度が整っているものの、EUレベルと各国レベルの双方で執行が必要だと述べました。
マクグラス氏は、AIは国境を越えるため、EUだけでは対応できないとして、国際協調の強化を呼びかけました。国連は有益な取り組みを進めており、EUはカナダや英国など、考えを共有するパートナーとのさらなる協議に前向きだと述べました。EU当局は域外で法律を執行できませんが、EU域内では両レベルの当局に必要な手段と権限があると付け加えました。