GoogleのGemini、ユーザー数9億人を突破
inquirer.com
2026年5月23日 (土)
- •Googleのチャットボット「Gemini」が、公開から1年で9億人の定期利用者を達成した。
- •Gmail、Googleマップ、ドキュメント、そしてAppleのSiriへと統合範囲が拡大している。
- •GoogleはAI統合により、広告収入が16%増の770億ドルに達したと報告した。
GoogleはAIチャットボット「Gemini」のユーザーベースを急拡大させ、公開から1年で9億人の定期利用者を獲得した。この数値は、ChatGPTが公表しているアクティブユーザー数に匹敵し、AnthropicのClaudeの推定ウェブトラフィックの約30倍に相当する。初期のAIツールにおける不正確な回答で批判を浴びた同社だが、今回の成長により回復基調にある。
現在の勢いの背景には、主要コンシューマー製品への広範な統合がある。GeminiはGmail、Googleマップ、Googleドキュメントに組み込まれており、1月に発表された合意に基づきAppleのSiriの基盤コンポーネントとしても機能する。Google.com上でAIによる回答を恒久的な機能とすることで、世界で最も訪問者の多いサイトとしての地位を維持している。
財務面では、OpenAIやAnthropicとは一線を画し、AIを活用したオンライン広告ビジネスを強化している。直近の四半期では広告収入が16%増の770億ドルを記録した。他社がデータセンターの維持費で高コストを抱える中、GoogleはAIを活用した自動ショッピングプロモーションなど、収益化に注力している。食品安全性に関する誤回答などの初期トラブルはあったものの、内部および外部評価においてモデルの精度が向上したと報告している。