ハイアール、修理受付AIエージェントを稼働
Impress DIGITAL X2026年10月8日 (木)
- •ハイアールジャパンセールス、9月15日に修理受付AIエージェントを稼働
- •洗濯機の問診から受付まで対応、氏名・住所の聞き取りと登録も実施
- •将来は問い合わせ全体の60%完結と、AI単独で95%以上の解決率を目標
中国家電大手ハイアールの日本法人、ハイアールジャパンセールスは2026年9月15日、コンタクトセンターで顧客の電話に応対するAIエージェントを稼働させました。まず洗濯機の修理を対象に、顧客への問診で修理内容を切り分け、受付まで行います。音声AIを開発するRechoと、導入を支援したキューアンドエーが同日に発表しました。
AIエージェントは会話から問題解決に役立つキーワードを見つけて回答し、難読漢字を含む氏名や住所も聞き取ります。顧客に内容を確認したうえで、システムへの登録まで実行します。従来のIVR(定型メニューで電話を自動案内する仕組み)のように決まった応答を返すのではなく、顧客の発言内容を理解して応じるとしています。
同社は、基本的な問い合わせをAIが担い、複雑な相談や高度なサポートを人が担当するハイブリッド型のセンターを目指します。繁忙期には電話がつながりにくくなる課題があり、これまでもチャットボットやボイスボットを導入していましたが、従来技術では柔軟な応対に限界がありました。オペレーターを難度の高い対応に振り向け、スキルと対応品質の向上につなげる方針です。
将来の目標として、問い合わせ全体の60%をAIエージェントで完結させます。問い合わせの約76%をAIオペレーターの対応対象とし、そのうち80%の完結を目指します。24時間対応を実現し、AIエージェントのみで95%以上の解決率を目標に掲げています。
採用したのはRechoの「Recho AI Voice Agent」で、ハイアールのコンタクトセンター業務を受託するキューアンドエーが導入を支援しました。Rechoは独自の言語処理・音声技術によって自然な会話を実現すると説明しています。