日立ソリューションズ、AIエージェント「Opnova」提供開始

IT Leaders2026年10月29日 (木)
日立ソリューションズ、AIエージェント「Opnova」提供開始
  • •日立ソリューションズ、Opnovaを10月29日提供開始
  • •画面認識と操作録画・自然言語指示で業務手順を自動化
  • •欧州小売企業、5700店舗超で年間3000時間超を削減

日立ソリューションズは2026年10月28日、米Opnovaが開発したPC操作自動化ツール「Opnova」を発表し、10月29日に提供を始めました。PC画面の状態や文脈をリアルタイムで認識し、自律的に操作するAIエージェントを作成・実行できます。複数のシステムにまたがる業務も、既存の手順を変えずに代行します。

Opnovaのエージェントは画面レイアウトの変更にも自律的に対処し、APIの有無やシステム環境を問わず、レガシーシステムや複数アプリケーションをまたぐ業務を実行できます。ガードレール機能を備え、意図しない処理や誤作動を防ぎます。作成時には自然言語の指示や画面操作の録画をもとに、AIが操作手順を自動生成してテキスト化します。ユーザーはそのテキストを編集して手順を修正できます。作成したエージェントの利用権限、実行履歴、利用状況は、クラウド上のダッシュボードで一覧できます。

料金は登録タスク数と実行回数に応じて決まり、利用規模に応じた費用の見通しを立てやすく、予期しないコスト増を抑えられるとしています。小規模で始め、後から全社に展開する段階的な利用も可能です。

日立ソリューションズは活用例として、請求書とSAPデータの照合作業を挙げています。エージェントが仕入先から受け取ったPDFやExcelなどの非構造化データから必要情報を抽出し、SAP上の請求書データと突き合わせます。不一致箇所を示すレポートをExcelで作成し、担当者にレビュー依頼メールをOutlookで送ります。

同社が事例として挙げる欧州の大手小売企業は、5700店舗超を展開し、毎年数万件規模の仕入先請求書を処理しています。請求書とSAPデータの照合を自動化し、年間3000時間超の業務工数を削減しています。日立ソリューションズは、従来の自動化手法では画面レイアウトが変わると動作しなくなる場合や、APIを持たないレガシーシステムと連携できない場合があったと説明しています。記事は、こうした課題を背景に、AIエージェントによる業務自動化への期待が高まっていると伝えています。事例の削減実績は同社が示したものです。

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