JA東びわこ、AI対話で開発した3アプリを運用
- •JA東びわこ、AIとの対話で現場担当者が業務アプリを内製
- •導入1カ月で米検査など3本を開発・運用、作業時間70%以上削減を見込む
- •検査場全域や他業務に展開し、全国のJAへの横展開も視野
滋賀県彦根市に本部を置くJA東びわこ(東びわこ農業協同組合)は、現場担当者がAIとの対話で業務アプリを作成・改善できるアステリアのサービス「Bakusoku.AI」を導入し、導入から1カ月で内製した3本のアプリの運用を始めました。プログラミング知識がなくても業務に即したアプリを素早く作れる体制を整え、効率化で生まれた時間を組合員との接点づくりや支援業務に充てる狙いです。サービス提供元のアステリアは2026年9月28日に導入を発表しました。
3本のうち「コメ検」は、米の荷受けから検査、集計までのデータを一元管理します。JA東びわこは、このアプリにより作業時間を70%以上削減する効果を見込んでいます。組合員訪問地図アプリは、組合員の所在地と訪問履歴を地図にリアルタイムで表示し、担当者間の情報共有や引き継ぎに使います。土づくり資材購買管理システムは、購買実績と申込書の回収状況をダッシュボードにまとめ、入力や進捗管理で重複していた作業を省きます。
システムでは、業務要件の整理からアプリ生成、運用後の改善までをAIとの対話で進めます。導入前、JA東びわこは事務作業の効率化と負担軽減を目指し、デジタル化やペーパーレス化を進めていましたが、主要作物の近江米の品質管理は紙中心でした。検査報告書の手書きや転記に手間がかかり、転記ミスも生じていました。
今後は検査場全域への展開や、他業務へのアプリ適用を順次進める方針です。開発したアプリを全国のJAに広げることも視野に入れています。JA東びわこの企画総務部副部長、土居和彦氏は、全国のJAに共通する業務課題が多く、今回のアプリや開発プロセスが他の組合にも有効なモデルケースになると述べました。導入は、アステリアグループでソフトウェア開発を担うアステリアキャンバスが支援しました。