LangChain、10月の製品更新を発表
- •LangChain、2026年10月のニュースレターでニューヨークとロンドンのイベント「Interrupt」に合わせた製品更新を発表
- •Managed Deep Agents v0.9、Slack連携や記憶、ツール利用、定期タスク、ウェブ検索を備えたエージェントに対応
- •ニュースレターでワークショップやイベント、顧客企業Zipの事例と本番環境向けエージェント運用を紹介
LangChainは10月15日公開の2026年10月のニュースレターで、ニューヨークとロンドンの「Interrupt」で発表したLangSmithとLangChainの製品更新を伝えました。同社によると、更新機能は本番環境でエージェントを構築、把握、改善する際のチームの制御性を高めます。企業が自社の業務に合わせたAIを形作るモデル、基盤、コンテキストを自ら管理できるようにする目標の一環です。
LangSmith AI Searchでは、トレース内の会話を意味に基づいて検索できます。従来のフィルターに頼らず、「ユーザーが不満を感じたか」「個人情報が漏れたか」といった問いを使って探せます。Managed Deep Agents v0.9は、実行ごとの状況に合わせたエージェントに対応し、Slackでのやり取り、ユーザー単位の記憶、ツール利用、定期タスク、組み込みウェブ検索を追加料金なしで提供します。LangSmith Engine v2は、本番投入前に問題を見つけるレッドチーミング、非効率なエージェント作業の検出、指標の傾向把握、修正案の自動テストと検証を追加しました。
LangSmith Trajectoriesは、メインエージェントとサブエージェントにまたがるセッションを時系列で表示します。LangSmith Custom Appsを使うと、チームはLangSmithのデータに基づくインターフェースを構築、公開、実行できます。LangSmith Fine-Tuningは、本番環境の実行履歴を学習データに変換し、BasetenまたはFireworksでモデルを微調整した後、評価して提供する流れを支援します。
LangChain v1.4.0は、langchain.mcp名前空間を通じてFastMCPに対応しました。ニュースレター内の記事では、LangGraphがTypeSafe AIの意思決定モデルJevを制御し、より高速かつ低コストで実行できるエージェントを構築する方法を説明しています。また、エージェント開発のライフサイクル変更、継続的な評価、ガバナンスを通じて本番AIを拡大する「Agentic Operating Model」のセッションを告知しました。セッションはEMEA向けが10月29日、北米向けが11月5日に予定されています。
ニュースレターは、エージェント評価のワークショップを10月28日、エージェントの記憶とコンテキスト設計のワークショップを11月3日に案内しました。ミュンヘン、シカゴ、オンライン、ウィーン、トロント、メキシコシティでのイベントは10月27日から11月4日まで開催予定です。顧客企業Zipについては、以前は初期のチャットボットやエージェントに機能を追加するのに数週間かかり、社内のトレース用パイプラインでは必要な詳細が得られなかったと説明しました。現在はLangSmithとLangGraphにより、機能をより速くリリースできるとしています。