Legora、社内法務向け受付機能「Intake」を開始

Artificial Lawyer2026年10月14日 (水)
  • •Legoraが法務依頼を追跡可能な業務に変え、社内チーム向けの初稿を準備する「Intake」を開始
  • •不足情報の確認、担当者と期限の設定、チームの手順書や先例を使った作業に対応
  • •承認済みの定型依頼は自動処理も可能で、チームが依頼の種類ごとに自動化の範囲を管理

Legoraは、社内法務チーム向けに「Intake」を開始しました。AIエージェントと連携する法務依頼の受付窓口で、届いた案件の初期対応を担います。同社によると、社内法務チームは英国で最も急速に増えている顧客層です。Intakeは定型的な法務依頼をLegora上で追跡可能な業務にし、各チーム独自のスキルや手順書を使って初稿を準備します。弁護士は白紙から作成する代わりに、草案を確認できます。システムは依頼の初期選別と準備も行います。

従業員はSlackの法務依頼チャンネルから申請できます。Legora Agentはシステム内の指示や文脈を使い、情報が足りない場合はスレッドで追加質問をします。その後、適切な法務チームに依頼を割り当て、担当者と期限を設定したタスクとして記録します。チームの手順書や先例を使った作業にも対応します。Legoraによると、依頼を選別して振り分けた後、弁護士が別の場所で作業する受付ツールとは異なり、同社のエージェントは同じシステム内で依頼に対応できます。

法務チームは依頼の種類ごとに、エージェントに任せる範囲を決められます。人との即時対応が必要と見込まれる依頼では自動化を制限し、より多くの手順を自動化することも可能です。標準的な秘密保持契約(NDA)など、事前に承認された定型依頼では、エージェントが作業を完了して申請者に回答できます。各依頼にはタスクの種類、担当者、処理時間が記録され、法務責任者は事業部門からどのような業務が届いているかを把握できます。

Legoraの最高製品責任者ブライアン・ツァオ(Bryan Tsao)は、個々の弁護士の作業を速めることを、法務チーム全体の投資収益につなげるのが目標だと述べました。Intakeは事業部門の依頼をLegora Agentに送り、エージェントはチームのスキルと連携機能を使って一連の業務を処理すると説明しました。同社は社内法務チーム向けのツールで幅広い法務AIプラットフォームを拡充しています。一方、競合のCohesoなどは受付機能から始め、製品の範囲を広げてきました。記事は企業法務市場にはなお参入余地があり、社内法務チームをめぐって法務AIプラットフォームのシェア争いが強まっているとしています。