LG電子、2030年前後に家庭用ヒューマノイド事業へ
- •LG電子、2030年前後に家庭用ヒューマノイドロボット事業へ参入する計画
- •NVIDIAと協力し、年内にロボット学習データ累計約50万時間を確保する目標
- •AIデータセンター冷却の3四半期累計受注が3兆ウォン超、約2,200億ウォンを投じ生産施設を拡充へ
LG電子は28日の第3四半期決算説明会で、2030年前後に家庭用ヒューマノイドロボット事業へ拡大する計画を明らかにしました。ヒューマノイド市場が本格的に成長すると見込む時期に合わせます。一般消費者が購入できる価格帯の実現が市場拡大の鍵と判断し、家電向けに設計したロボットと、ロボット向けに設計した家電を組み合わせる方針です。
LG電子は今年第4四半期、ソウル市牛眠洞に設けたLGデータファクトリーを本格稼働させる予定です。家庭や製造現場など実環境を再現した空間でロボット学習データを集め、AIモデルの性能を高める施設です。NVIDIAとはシミュレーション、ワールドモデル、ロボット開発プラットフォームなど、フィジカルAI技術全般で協力しています。両社は実環境のデータと仮想データを組み合わせ、年内にロボット学習データを累計約50万時間確保する目標を掲げています。
主要部品のアクチュエーターについても、生産体制を整えています。LG電子は今年上半期に昌原市で試験生産ラインを構築し、現在は設備の自動化や品質競争力の強化など、量産に向けた準備を進めています。グローバル顧客への受注活動も並行します。
AIデータセンター向け冷却ソリューションの今年第3四半期までの累計受注額は3兆ウォンを超えました。上半期の約6,000億ウォンから増加しました。LG電子は対応に向けて約2,200億ウォンを投資し、米バージニア州と韓国の平沢市・昌原市で生産施設を拡充する予定です。製品は従来のチラー中心から冷却水分配装置(CDU)などの液体冷却製品へ広げ、長期的には冷却設備の設計・制御・保守まで提供する統合ソリューション事業に拡大し、収益性を高める計画です。
車載事業では、車載インフォテインメント(IVI)から、自動運転や先進運転支援システム(ADAS)関連の高性能コンピューティング(HPC)へ領域を広げています。株主還元では、今年買い入れた自社株約73万株を第4四半期中にすべて消却し、2027年にも1,000億ウォン規模の追加還元を含む株主価値向上策を進めると説明会で改めて確認しました。
LG電子はロボット事業でデータ確保と部品の量産準備を進め、データセンター冷却事業では受注拡大に合わせて生産施設を増やす計画です。家庭用ロボットでは、消費者が購入できる価格帯の実現を市場拡大の鍵に挙げました。データファクトリーは今年第4四半期の稼働予定で、学習データは年内累計約50万時間を目指します。冷却ソリューションの第3四半期までの累計受注額は3兆ウォン超で、生産施設の拡充に約2,200億ウォンを投じる予定です。