Microsoft、AnthropicのClaude Codeライセンスを打ち切り
- •マイクロソフトは2026年6月30日をもって、Anthropic社のコーディングツール「Claude Code」への社内アクセスを終了する。
- •社内開発者は、ワークフローを標準化するため、自社製ツールであるGitHub Copilot CLIへの移行を進める。
- •この決定は、7月に始まる新会計年度に向けた運営コスト削減が主な目的である。
マイクロソフトは、Anthropic社が提供するAIコーディングツール「Claude Code」のライセンス供与を順次停止し、数千人の社内開発者を自社製ツール「GitHub Copilot CLI」へ移行させる方針を固めた。この影響を受けるのは、Windows、Microsoft 365、Outlook、Microsoft Teams、Surfaceハードウェアなどの主要製品を管轄する「Experiences + Devices」部門である。対象となるエンジニアは今後数週間でワークフローを切り替える必要があり、Claude Codeの最終的な利用期限は2026年6月30日に設定された。
今回の移行は、公式にはエージェンティックなコマンドラインインターフェースを一つに標準化するための戦略と説明されている。しかし、内部関係者によると、主要な要因は財務面にあるという。サードパーティ製ライセンスを解約することで、7月の新年度開始を前に運営コストの削減を図る狙いがある。Claude Codeは2025年12月からマイクロソフト従業員に提供され、コーディングワークフローを試行していたプロジェクトマネージャーやデザイナーの間で利用が広がっていた。
「Experiences + Devices」部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるラジェシュ・ジャー(Rajesh Jha)は、社内メモの中で、初期のパイロットプログラムは実際のエンジニアリング環境でツールをベンチマークするためのものだったと述べている。会社側は、どのソフトウェアが社内チームの生産性を最も高められるかを評価してきた。Claude Codeは高い人気を集めたものの、Visual Studio Codeといった従来の開発環境から独立して動作する自社製「GitHub Copilot CLI」の普及を阻害していたことが報告されている。