NAVER、ブルックフィールドと90億ドルのAIインフラ契約
- •NAVER、ブルックフィールドと90億ドル規模のAIインフラ契約を締結
- •最大90億ドルを投じてGPUとデータセンターを確保し、NAVER Cloudが運用
- •55㎿で開始し2028年までに200㎿へ拡大、長期目標は1GW級インフラ
NAVERは27日、ブルックフィールドと90億ドル規模のAIインフラ計算資源契約を締結したと訂正開示しました。契約の完了により、NVIDIAによる10億ドルの出資に必要な前提条件を満たしました。NAVERは第三者割当増資の手続きを完了する予定で、NVIDIAは先に同増資への参加を決めていました。
ブルックフィールドは特別目的会社(特定の事業を行うために設立する法人)を設立し、最大90億ドルを投資してGPUやデータセンターなどのインフラを確保します。計算資源はAIファクトリーを運営するNAVER Cloudに提供され、NAVER Cloudは利用料を支払います。NAVERとNAVER Cloudは、大規模GPUクラスターの構築・運用やデータセンターの運営経験を基に事業を進めます。
NAVERは来年上半期に55㎿で事業を開始し、2028年までに200㎿へ拡大する計画です。ハイパースケールデータセンター「各セジョン」を最初の拠点とし、その後は海外市場へ段階的に展開して、長期的に1GW級のAIインフラ構築を目指します。NVIDIAはDSXなどの高性能コンピューティング基盤を提供し、技術協力を担います。
NAVERは、GPUやデータセンター設備をすべて自社で保有する代わりにブルックフィールドの資金を活用し、初期投資の負担を分散する仕組みだと説明しました。NAVERはNAVER Cloudの利用料支払い義務を最大8年間保証します。同社によると、この支払保証は契約履行のための信用補完であり、保証そのものが直ちに現金流出を意味するわけではありません。
NAVERはAIファクトリーを通じて国内外の企業や公共機関に計算資源を提供する企業間取引(B2B)事業を拡大する計画です。「各セジョン」から始めて海外へインフラを広げ、増加するAI計算需要に対応する方針です。同社は、この事業構造が財務の安定性と事業拡張性の両立に役立つと説明しました。