OLX、AI活用の市場ツール2種を発表
- •OLXグループが10月27日、CLAIM Online 2026でAgentic SellingとDealFinderを発表
- •Agentic SellingはOtodomの個人出品者の20%が利用、DealFinderのポルトガル試験運用では問い合わせ転換率18%
- •調査では78%がAIによる掲載情報の変更表示を希望、AI生成タイトルで投稿完了率が11ポイント上昇
OLXグループは10月27日、CLAIM Online 2026でAgentic SellingとDealFinderを発表しました。同社の調査では、AIが広く使われている一方、利用者は推薦の透明性と重要な判断を自分で行うことを求めています。OLXは7市場、11ブランドで事業を展開し、毎日約6,000万件の出品を扱っています。16のマーケットプレイスで、機械学習の活用例86件、生成AIの活用例28件、自律型AIのソリューション14件が稼働しています。ディーラーや不動産仲介業者との20年以上の関係と、検証済みの市場データを活用しています。
Agentic Sellingは、ポーランドの不動産サイトOtodomで個人出品者の20%に提供されています。不動産の価格設定や出品を案内しますが、最終的な価格と情報開示の判断は出品者に委ねられます。WhatsAppアシスタントのDealFinderは、ポルトガルで2,000人が参加した試験運用を経て利用拡大中です。文章、画像、音声で商品を検索し、価格や商品の通知を設定できます。試験運用中の問い合わせ転換率は18%でした。
OLXは、ポーランド、ルーマニア、ウクライナ、ドイツ、フランスの18~29歳と、ルーマニア、ポーランド、ポルトガルの住宅探し中の人を対象に調査しました。若年回答者の92~96%は私生活でAIツールを使っていますが、労働市場の変化に備えられていると感じる人は41%未満でした。男性は女性より自分のAIスキルを高く評価しましたが、AIがキャリアに与える影響への懸念は男女とも31%でした。ポーランドでは37%がAIと自動化に強い、または非常に強い懸念を示しました。OLXによると、履歴書最適化ツールは88%が有用と回答し、AI面接練習ツールは90%が気に入ったと答えています。AI面接練習ツールでは月に1,000回を超える模擬面接が行われています。
住宅探し中の回答者数千人への調査では、条件に合う物件の通知と物件の横並び比較が、最も要望の多いAI機能でした。AIの査定額を人間の担当者の査定額より信頼すると答えた人は5%にとどまり、不動産仲介業者の査定額を信頼する人は36%でした。78%は、AIによって変更された掲載情報の開示を希望しています。CEOのクリスチャン・ギージー(Christian Gisy)は、利用者は推薦の理由を知り、最終判断を自分で行いたいと述べました。AI生成のタイトルと説明文により出品完了率は11ポイント上昇し、AIを使った不動産広告の出品では掲載までの時間が50%短縮したとOLXは報告しています。自動車販売業者の70%超がAI生成の車両動画を受け入れています。Agentic searchは自動車と不動産の両分野で稼働し、AutoIQはポーランドとポルトガルのOLXプラットフォームに参加する全販売業者で利用できます。