OpenAI、ChatGPTにチャットロック機能を導入
- •OpenAI、20日にChatGPTで機微な会話へのアクセスを制限するチャットロックを導入
- •ロックした会話とメモリを通常のチャットから分離し、PINや生体認証で解除
- •PIN再設定で会話・専用メモリ・保護ファイルを完全削除、一部の会話は非対応
OpenAIは20日(現地時間)、ChatGPTで機微な会話を個別に保護する「Locked Chats」機能を導入しました。端末を他人に見せたり画面を共有したりする際に、プライベートな会話が見られるのを防ぐ機能です。ロックした会話は通常のチャット履歴や検索結果に表示されず、専用の「ロック済みチャット」欄に保存されます。ウェブ版とデスクトップ版では4桁のPINで解除でき、対応するモバイル端末ではPIN、Face ID、Touch ID、または端末のロック解除方式を使えます。
チャット履歴とメモリも分けられます。メモリ機能が有効な場合、ロックした会話で新たに入力した情報は、ロック済みチャット間で共有される専用メモリに反映され、通常の会話のメモリは更新されません。ただし、ロック設定前にChatGPTがすでに記憶していた情報は削除されません。一時チャットとは異なり、ロックした会話は履歴に残り、後から開いて続けられます。一時チャットは通常の履歴に保存されません。
チャットロックはエンドツーエンド暗号化や専用の暗号化ストレージを提供せず、会話の保存期間やモデル改善に関する設定も変更しません。そのため、保存データの処理方法を変えるセキュリティ機能ではなく、会話へのアクセスを制限する機能です。既存のPINを再設定すると、ロックした会話、その会話だけに保存されたメモリ、保護されたファイルが完全に削除され、復元できません。グループチャット、アーカイブ済みの会話、一時チャット、予約タスクや会議の録音が紐づいた会話には使えません。
OpenAIは無料プランとGo、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduの利用者に、機能を順次提供し始めました。医療向けChatGPTでは利用できません。