PLAUD、AIエージェント搭載「Plaud One」発表

Impress Watch2026年10月22日 (木)
PLAUD、AIエージェント搭載「Plaud One」発表
  • •PLAUD、AIエージェント搭載イヤフォン「Plaud One」を発表、44,000円で2026年中に数量限定発売
  • •ケースにeSIMと4つのマイクを搭載、最大25時間録音し80以上の国と地域で無料通信
  • •新世代Plaud Intelligence、文書作成やGoogleカレンダー・Slack・Notionへの送信に対応

PLAUDは10月21日、AI議事録デバイスブランド「Plaud」のイヤフォン型新製品「Plaud One」を発表し、同日から事前予約を開始しました。価格は44,000円で、数量限定で2026年中に発売します。「Plaud」アプリは別途利用料金が必要です。製品には作業を実行するAIエージェント機能を統合し、録音や要約に加えて資料作成や外部サービスへの送信まで行えるようにしました。

本体はマイク付きの無線イヤフォンと充電ケースで構成されます。イヤフォンは通話やオンライン会議の録音、AIエージェントとの対話に使え、アクティブノイズキャンセリング、Bluetooth 5.4、音楽再生用のLDACに対応します。連続録音時間はイヤフォン単体で最大6時間です。ケースには最大5m先まで録音できるという4つのMEMSマイク、スピーカー、録音ボタン、AIエージェントボタンを備え、机上のマイクとしても使えます。ケースの録音時間は最大25時間です。

ケースにはeSIMが内蔵され、日本を含む世界80以上の国と地域で無料の通信機能を利用できます。スマートフォンが手元になくても4G LTEに常時接続し、AIエージェントを使ったり、文字起こしデータをクラウドへアップロードしたりできます。イヤフォンでは「ヘイ、プラウド」、ケースではAIボタンで機能を起動します。

たとえば「今日の会議をまとめて、チーム向けのフォローアップを作成して」と声で頼むと、会議内容を整理して共有文書を作り、ユーザーの同意を得た上でチームに送信できます。AIエージェント機能は「Plaud」アプリのプランに新設される専用クレジットを消費します。2026年中は各プランに一定額のクレジットを付与し、利用状況を確認する方針です。

機能を動かすAI基盤「Plaud Intelligence」は、従来、録音や文字起こし、要約、Ask Plaudによる質問・応答を通じて会話の整理や振り返りを支援してきました。「Plaud One」と同時に提供する新世代版は、ユーザーの意図をくみ、資料作成や作業実行まで行うとしています。過去の会話やプロジェクト情報を参照し、PowerPointやWord文書を作成できるほか、Googleカレンダー、Slack、Notionなどへ送信できます。

ユーザーは独自の仕事の段取りを「スキル」として保存し、定型作業を自動化できます。チームでの役割、文章の好み、過去の決定事項を参照するメモリー機能も備え、使うほどユーザーに合わせていくとPLAUDは説明しています。強化機能は法人向け「Plaud Team」にも提供され、フォローアップ作成や外部サービス連携による情報共有、業務ノウハウのチーム内蓄積を支援するとしています。

カード型ボイスレコーダー「Plaud Note Pro」には機能強化版「Flow Edition」が加わり、10月29日に全国発売されます。価格は29,700円です。「スーパーマイク」4個で録音性能を高め、スマートフォンが近くにあるとバックグラウンドでデータを転送し、アプリが自動で要約するなど、録音後の整理を自動化します。

PLAUDによると、同社製品の世界のユーザー数は300万人を超え、日本国内の販売店は家電量販店を中心に1,000店を超えました。営業責任者の鈴木直幸氏は、製品を「記録するAIツール」から「仕事を完遂するAIエージェント」へ進化させる方針を示し、個人・法人向け販売に加えて大規模企業向けの基盤整備を進めると述べました。鈴木氏は、会話によるタスク実行で会話がユーザーインターフェースになり、ファイル作成などの成果物まで作れる点を強調しました。