Workday Rising 2026、企業向けAIエージェントを前面に
- •Workday Rising 2026でAIエージェントを発表、6,000社の顧客が稼働中と説明
- •昨年は8,000万人の利用者を支え、1.4兆件超の取引を処理したとWorkdayが発表
- •SanaをMicrosoft Copilotなどで提供、エージェントの統制と料金体系を検討
WorkdayはWorkday Rising 2026の初日、同社が「新しいWorkday」と呼ぶ構想を打ち出し、6,000社の顧客がエージェントを稼働させていると説明しました。人事、財務、IT向けの自動操縦エージェントを発表し、Sanaが10月13日火曜日からWorkdayのホーム画面になったと明らかにしました。従業員は自然な言葉で仕事を依頼でき、SanaがWorkdayのエージェントを調整します。
Workdayのアニール・ブスリ最高経営責任者は、同社のプラットフォームが8,000万人超の利用者を支え、昨年は1兆4,000億件超の取引を処理したと述べました。10月13日の基調講演では、8,000万人の従業員と数千、場合によっては数百万のデータ項目にまたがってデータを標準化していると説明しました。20年以上にわたり統合データモデルを構築し、顧客の信頼を得てきたことが、企業の文脈を提供する基盤だとしています。文脈とは、AIエージェントが回答や行動を生成する際に、関連するデータを与えることです。Workdayは、これによりエージェントの有用性を高めながら、顧客の非公開データをAI提供企業のモデルや学習データに取り込ませずに済むと主張します。関連する情報は他社製品や組織の記憶、天候やサプライチェーンのデータなど外部情報源にも存在すると記事は指摘しています。
Workdayは、統制されたエージェントを「適法」と表現し、その管理策を企業向けの「レール」と呼んでいます。製品・技術部門のゲリット・カズマイアー社長は、最先端のAIモデルに、決定論的な業務処理とセキュリティ上のガードレールを組み合わせていると説明しました。顧客が拡張機能を構築する際に利用できる管理策として、ポリシー順守、監査ログ、追跡機能を挙げました。WorkdayによるC1.aiの買収で、ID・アクセス管理も加わりました。C1のアレックス・ボビー最高経営責任者によると、同社のプラットフォームはアクセス権の付与を自動化し、エージェントに必要な時点で権限を与えます。C1は実行時の強制適用レイヤーとして機能します。
WorkdayはSanaをMicrosoft Teams、Slack、Claudeなど他社の画面からも利用できるようにしています。説明された例では、事業責任者がMicrosoft Copilot内でSanaに計画案の比較を依頼します。Sanaは権限を確認して社内データを使い、選ばれた計画を監査記録とともにWorkdayへ保存し、必要な承認に向けて関連情報を集めます。Workdayは、従業員が会話画面を離れずに作業でき、企業はデータ、ポリシー、承認を管理できるとしています。ブスリ氏は、顧客はWorkday独自の画面かヘッドレス方式を選べると述べましたが、自社画面の利用を望んでいます。また、TypesafeのJevを使い、ユーザー画面をその場で生成していると記事は伝えています。
イベントでは料金設定と投資対効果が未解決の論点として残りました。製品担当上級副社長のマックス・ウェッセル氏は、社内のトークン費用とエージェント料金を切り離したと述べました。分科会の顧客1社は、投資対効果が費用予測を上回ったと話す一方、AI費用を測る必要性も強調しました。ブスリ氏は、Workdayは従量課金制の料金設定をまだ学んでおり、顧客が意図した以上に支出しないようにしたいと述べました。Sanaへの問い合わせが頻繁だとトークン費用が増える可能性があり、エージェントの利用状況を監視する必要があるとも語りました。
Workdayは複数分野で継続的にバックグラウンド動作するエージェントを強調しています。記事によると、ステージ上のデモの大半はすでに出荷済み、早期提供中、または提供間近で、統制と設定可能な人間の承認を伴います。著者は、Workdayが責任あるAIに取り組む一方、人事などリスクの高い領域のエージェントを実演する際に安全策を説明しなかったと批判しています。抜粋は、AIを費用や効率だけで捉えないWorkdayの姿勢の変化を肯定的に述べ始めたところで終わります。