AnthropicのAIモデル、米国で限定的な利用許可へ
DevDiscourse
2026年7月2日 (木)
- •米商務省がAnthropicのAIモデル「Fable」および「Mythos」に対する輸出制限を解除した。
- •6月12日の利用停止を経て、「Mythos 5」モデルが特定の米国組織に対して限定的に公開されることとなった。
- •Anthropicは国家安全保障上のリスクおよび悪用防止に向け、政府当局と連携していく方針を示した。
米商務省は、国家安全保障上の懸念を理由に輸出制限を課してから3週間足らずで、AnthropicのAIモデル「Fable」および「Mythos」に対する制限を撤回した。今回の決定により、「Mythos 5」モデルは特定の米国内組織に対して限定的なアクセスが可能となる。Anthropicは6月12日の命令を受けて高度なAIモデルの提供を一時停止していたが、特定の条件下で提供を再開することが許可された。
この措置は、中国やロシアなどの軍事情報機関が高度なAI技術を悪用する可能性に対する、ワシントンの警戒感の高まりを受けたものだ。懸念に対処するため、Anthropicは米国政府と協力し、セキュリティ上のリスクを特定し、AIモデルが責任を持って運用される体制を確保することに合意した。
米商務長官のハワード・ラトニックは、Anthropicが政府のプロトコルを順守する姿勢を強調し、合意内容を認めた。現時点では国内の限定的な組織へアクセスが復旧したものの、AI産業が継続的な規制監視下に置かれる中で、海外勢力による同様の国家安全保障上の脅威を米国が長期的に軽減できるのか、疑問の声は残っている。