AWS、LambdaでのS3バケット直接マウントを開始
- •AWSはLambda関数内でS3バケットをローカルファイルシステムとして直接マウントできるS3 Filesを発表した。
- •本システムはboto3による手動のオブジェクト管理をネイティブなファイルパス操作に置き換え、効率性を向上させる。
- •サーバーレスコードレビューシステムは、エージェントとAmazon Bedrockを活用した共有ワークスペース機能の実証に成功した。
AWSは、S3バケットをLambda関数内にローカルファイルシステムとして直接マウントできる機能「S3 Files」を導入した。これまで/tmpディレクトリへの手動でのアップロードやダウンロードには10GBのストレージ制限と煩雑な定型コードが必要だったが、本機能により標準的なPythonのopen()などのライブラリを用いて直接読み書きが可能となった。
S3 FilesはAmazon EFSを活用しており、アクティブなデータに対してミリ秒未満のレイテンシを提供しつつ、ワーキングセットを高性能ストレージにキャッシュする。Lambda関数はVPC内でNATゲートウェイ経由の通信が必要となるが、このアーキテクチャによりサーバーレスワークフローにおけるファイルベースの連携が簡素化される。
このアップデートの有用性を示す例として、GitHubリポジトリを解析するサーバーレスコードレビューシステムが構築された。オーケストレーター関数がリポジトリを共有S3 Filesワークスペースにクローンし、並列実行されるセキュリティ・スタイルレビューエージェントがS3キーの受け渡しなしで同一データにアクセスする。エージェントはStrands Agents SDKとAmazon Bedrockを使用してコードを分析し、結果を共有ファイルシステムに書き戻す。
実装には、バージョニング有効化済みS3バケット、IAMロール、S3 Filesファイルシステム、ネットワークマウントターゲット、POSIX IDを定義するアクセスポイントの5つのリソースが必要となる。Lambdaがルートディレクトリに書き込めるよう、アクセスポイントのCreationPermissions設定が必須である。S3 Filesはclose-to-open整合性を用いるため、同時書き込みを避けるワークフロー設計が推奨される。VPC接続されたLambda関数であっても、ファイルシステムマウント状態でコールドスタート時間は2秒未満に抑えられることが確認されている。