AWS、生成AI統合型の次世代Resilience Hubを発表
- •AWSは、生成AIを活用した障害モード分析と標準化されたポリシー管理機能を備えた、アップグレード版のResilience Hubを公開した。
- •新プラットフォームは、99.95%の可用性SLOや特定のRTO/RPO目標を設定し、複数リージョンにわたる災害復旧(DR)をサポートする。
- •組織はAWS Organizationsの統合サポートと自動化されたクロスアカウント依存関係検出により、大規模なレジリエンス評価が可能になった。
Amazon Web Services (AWS) は2026年5月28日、サイト信頼性エンジニア(SRE)のアプリケーション可用性管理を支援する生成AIツールを統合した、次世代のAWS Resilience Hubを発表した。本アップデートは、大規模なエンタープライズ環境におけるレジリエンス目標の標準化、進捗測定、およびコンプライアンス証明を目的としている。新サービスはAWS Organizationsと連携し、単一の委任管理者を通じて複数アカウントのレジリエンス状態を中央管理可能だ。
アップデートされたプラットフォームでは、サービスレベル目標(SLO)、マルチAZ構成、複数リージョンでの災害復旧基準など、チーム固有の要件に基づいたモジュール式ポリシーを構築できる。新しいアプリケーションモデルは、重要な業務パスをデプロイ可能なユニットにマッピングし、自動依存関係検出評価はDNSクエリログ分析を通じて内部およびサードパーティの依存関係を特定する。また、生成AI駆動の障害モード分析が、定義済みポリシーやベストプラクティスに基づきアーキテクチャを検証し、潜在的な脆弱性の特定と具体的な修正案を提示する。
利用者は、レジリエンスポリシーの設定と、ハブがリソースを読み取るためのAWS IAMロールの権限付与から開始する。このプラットフォームでは、99.95%の可用性SLO、15分の目標復旧時間(RTO)、5分の目標復旧時点(RPO)といった具体的なターゲットを定義可能だ。システム定義後、ツールはアプリケーション構成を自動的にマッピングしてデータフローを可視化し、親子関係に基づく障害分析結果と解決策を表示する。
既存顧客向けには、レガシーアプリケーションやポリシーを新モデルへ移行するためのAPIが提供される。本サービスはResilience Hubがサポートされている全商用AWSリージョンで一般提供が開始された。価格モデルはサービスごとに月2回の障害モード分析を含み、追加の依存関係追跡オプションも選択可能である。利用者はAWS Resilience Hubコンソールから構成を管理し、運用状況の監視と継続的なコンプライアンス維持を行える。