ブラジルとアルゼンチン、AI政策で異なる道へ
foreignpolicy.com
2026年6月21日 (日)
- •ブラジルとアルゼンチンは2026年6月19日時点で、人工知能規制に対して対照的な国策を採用している。
- •ブラジル政府はAI規制枠組みの構築を積極的に進める一方、アルゼンチン政権は公式に規制を拒否した。
- •この方針の乖離は、中南米諸国におけるAIインフラ管理とスタートアップ成長支援を巡る広範な地域動向を反映している。
ブラジルとアルゼンチンは、2026年6月19日時点でAI政策に対して極めて対照的なアプローチをとっている。ブラジル政府がAIの開発と利用に関する規制枠組みを積極的に模索しているのに対し、アルゼンチン政権はこうした監視措置を拒否した。これらの相反する戦略は、南米の二大国で起きている経済的および政治的変容を反映している。
この政策の対比は、地域大国がAIスタートアップの成長とデジタルインフラをいかに管理すべきかという分断を浮き彫りにしている。ブラジルは規制を通じて安全策の確立を目指す一方、アルゼンチンの姿勢は規制緩和を重視する経済哲学に合致している。この異なる進路は地域的な投資急増のさなかにあり、サンパウロでは4月22日にAIスタートアップであるFootbaoで働く従業員の姿が撮影された。この乖離は、中南米における民主的な安定性と経済成長においてテクノロジーが果たす役割への懸念が高まる中で生じている。
各国の明確な方針は、2026年6月19日発行のForeign Policy誌『Latin America Brief』で詳報された。同誌は大陸全土での立法や政治の動きを追跡している。両国ともAIセクターの急速な拡大に直面しているが、ブラジルが公的な国家介入を優先し、アルゼンチンが市場主導の不介入モデルを強調するという根本的な対立が続いている。これらの方針は、同地域における今後の技術革新の競争環境を左右すると予想される。