Cohereがロンドン拠点を3倍に拡張
- •Cohereがロンドンの100 New Oxford Streetへ移転し、オフィス面積を14,000平方フィートへと約3倍に拡大した。
- •新拠点は同社の研究開発を加速させ、英国および欧州全域でのソブリンAI推進のハブとして機能する。
- •ロンドン事業は英国政府やアストンマーティン・アラムコF1チームといった主要顧客とのパートナーシップを支えている。
企業向けAIプラットフォームを提供するCohereは、英国ロンドンの100 New Oxford Streetに新たなオフィスを開設し、事業規模を拡大する。今回の移転により、同社のオフィス面積は従来の約3倍となる14,000平方フィートに達し、最大100人が勤務可能なスペースが確保された。この拡張は、ロンドンのAI研究開発エコシステムに対する同社の戦略的な注力を示している。オフィス設計はロンドンのThirdway Designが主導し、今年後半の完成を予定している。
この移転は、欧州市場での地位強化に向けた一連の動きの一環である。これまでにReliant AIの買収、4月に発表されたドイツのAleph Alphaとの提携、スペインのIndra Groupや英国政府との覚書(MOU)締結などが行われてきた。これらの取り組みを通じ、同社はソブリンAIの提供を強化しつつ、アストンマーティン・アラムコF1チームやRWSなどの顧客との関係を深めている。
ロンドン拠点は、同社の研究および営業活動の中核を担う。CEOのエイダン・ゴメス(Aidan Gomez)とCTOのフィル・ブラムサム(Phil Blunsom)はともに英国を拠点としており、機械学習、インフラ、AIエンジニアリングなどの分野で積極的な採用を行っている。現在、金融、医療、通信、エネルギー、製造、公共部門など多岐にわたる契約から収益を上げている。エイダン・ゴメス(Aidan Gomez)は、英国の優れた研究人材と規制環境が、将来的に6000億ドル規模に達すると予測されるソブリンAI市場において重要な役割を果たすと述べた。サディク・カーン(Sadiq Khan)ロンドン市長とカニシュカ・ナラヤン(Kanishka Narayan)英国AI・オンライン安全担当大臣は、今回の拡張を英国が高度なAI人材や革新的なテクノロジー企業を惹きつける証左であると評価している。