データブリックスが30億ドルの資金調達、企業価値は1880億ドルに
morningstar.com
2026年7月22日 (水)
- •データブリックスが30億ドルを調達し、企業価値は2月比40%増の1880億ドルとなった。
- •同四半期中、アンソロピックの企業価値は3800億ドルから9650億ドルへと急成長した。
- •データブリックスはAIガバナンスツールやAIエージェント向けサーバーレスデータベースの拡充を計画している。
データブリックスは、コートゥー(Coatue)が主導するラウンドで30億ドルの資金調達を実施し、企業価値は1880億ドルに達した。この評価額は2月の前回調達時と比べて40%の増加となるが、前回ラウンドで調達した金額の半分未満にとどまる。2026年7月21日時点で、同社の累計調達額は295億ドルに達した。
今回の成長にもかかわらず、アンソロピックが同期間で企業価値を3800億ドルから9650億ドルまで引き上げたことと比較すると、その伸びは控えめである。データブリックスの企業価値は、非公開企業の中でアンソロピック、OpenAI、テザー(Tether)、バイトダンス(ByteDance)に次ぐ規模を誇る。ピッチブック(PitchBook)のデータによると、2026年第1四半期のスタートアップによる大型資金調達トップ5が、全ユニコーン投資の77.6%を占めており、トップ企業への資本集中が鮮明となっている。
調達した資金はAI関連製品群の拡充に充てられる。具体的には、AIの利用状況やコストを管理するマルチAIガバナンスツール、職場用AIエージェント、およびAIエージェント向けに設計されたサーバーレスPostgresデータベースの強化が計画されている。投資家は、これらの一連の施策を将来のIPOに向けた戦略的な動きと見ている。パイングローブ・オポチュニティ・パートナーズ(Pinegrove Opportunity Partners)のガウラヴ・マサー(Gaurav Mathur)は、現在の市場環境において規模の経済による効率化が、高い企業価値を維持しながらの市場シェア拡大を可能にしていると指摘した。