デビッド・サックス、Anthropicのオープンソース制限を批判
- •デビッド・サックスは、オープンソースAIを制限することは米国のイノベーションエコシステムを損なうと警告している。
- •サックスは、AIの出力をトレーニングに利用することはコンテンツスクレイピングと同様の一般的な慣行であると主張している。
- •NVIDIA、Meta、マイクロソフトを含む20社以上の企業連合が、オープンウェイトAIを支援するよう米政府に求めている。
大統領科学技術諮問委員会の共同議長であるデビッド・サックス(David Sacks)は、AnthropicがオープンソースAIモデルの利用を制限することで競争を阻害しようとしていると非難した。ポッドキャスト「All-In Podcast」で、サックスは中国のオープンソースモデルを知的財産権の侵害とみなす姿勢が、米国のAI業界全体に悪影響を及ぼすと警告した。彼は、こうしたモデルを問題視することは米国オープンソースエコシステムの根幹を揺るがすと主張し、Anthropicが競争を排除しようとしているとの見方を示した。
サックスによれば、モデル重み(モデルを駆動する基礎パラメータ)が公開されれば、開発者はデータを中国に送信することなくローカルで自由に修正できる。彼は、ミラ・ムラティ(Mira Murati)率いるThinking MachinesやCursorといった企業が、中国のオープンソースモデルであるKimi K2.5を基盤にシステムを構築した実例を挙げた。
さらにサックスは、他のAIシステムの出力を用いてモデルを訓練する蒸留(学習プロセスの一種)に対する業界の姿勢を批判した。OpenAIが公開データでの自社モデル訓練を正当化する一方で、他者のAI生成物利用を非難するのは一貫性を欠くと指摘している。こうした制限ではなく、既存の利用規約の徹底に注力すべきだという主張だ。この意見は、NVIDIA、Meta、マイクロソフト、IBM、Palantir、Hugging Face、Mistral AI、Perplexityなど20以上の組織が署名した書簡にも反映されている。NVIDIAのCEOであるジェンスン・ファン(Jensen Huang)もXでの初投稿でこの連合を支持し、オープンウェイトAIこそが米国の技術的優位性に不可欠だと強調した。