デビッド・サックス、中国AIの規制利用を批判
Benzinga
2026年7月21日 (火)
- •デビッド・サックスは、規制の不確実性を戦略的ツールとして利用し、中国製AIモデルの採用を抑制する手法を批判した。
- •米国企業が処理する全トークンに占める中国製AIモデルの割合は、1月以降で3倍近くに急増し、過去最高の58%に達した。
- •サックスは、規制への恐怖を煽ることでオープンソースの競合を弱体化させれば、制度への信頼を損ない、独占企業を利する恐れがあると警告した。
元ホワイトハウスのAI・暗号資産顧問であるデビッド・サックスは、中国製人工知能モデルの採用を制限するために「規制の不確実性」を利用する動きを公然と非難した。研究者のディーン・W・ボールが海外製システムに対して「ソフトロー」を策定し、恐怖・不確実性・疑念(FUD)を醸成する案を提示したことに対し、サックスは規制方針が戦略的操作ではなく証拠に基づかなければならないと反論した。同氏はこうした戦術が規制プロセスの整合性を脅かすだけでなく、オープンソースの競争を排除し、独自のプロプライエタリ(商用)モデルを持つ支配的企業を不当に利する可能性があると警告している。
この議論の背景には、米国の開発者におけるモデル利用の大きな転換がある。OpenRouterのデータによれば、米国企業が処理する全トークンのうち、中国製AIモデルのシェアは1月以降で3倍近くに増加し、過去最高の58%に達した。この期間、米国製モデルの採用は大幅に減少している。DeepSeekなどのシステムがこの傾向を牽引しており、アリババグループのQwenシリーズはHugging Faceで7億ダウンロードを突破した。こうした成長の最中、習近平国家主席は2026年ワールドAIカンファレンスにて、AIを世界的な共同の取り組みとして扱うべきだと主張し、国際協力の必要性を強調した。