Figmaがプロダクトチーム向けAIワークフローを発表
- •Figmaはデザインシステムを直接プロダクションコード環境へ統合する新しいAIワークフローを公開した。
- •FloQast、Merkle、Affirm、Accorなどのチームが、FigmaのAIエージェントとMCPを活用し、効率が大幅に向上したと報告した。
- •新機能により、迅速なプロトタイピング、広範なレイアウト探索、およびプラットフォーム間でのデザインの一貫性維持が可能になった。
Figmaは2026年5月29日、アイデア出しからプロダクションに至るまでの製品開発プロセスを効率化するAI統合ワークフローをリリースした。本アップデートにより、チームはコードベースのプロトタイプ検証、デザイン探索の自動化、初期コンセプトからの機能的プロトタイプの構築、そして開発環境全体を通じたデザインシステムの一貫性維持が可能となる。これらの機能は、デザインと実装コードのギャップを埋めるため、同社のAIエージェント「Figma Make」および「モデルコンテキストプロトコル (MCP)」を活用している。
FloQastは、AIコーディングツールを用いて多段階の会計プロセスのような複雑なワークフローを検証した。現実的なデータとロジックを用いたプロトタイプ作成により、設計完了前に相互作用の失敗を特定し、開発者による手戻りの必要性を削減した。同様に、MerkleはFigmaのAIエージェントを活用した迅速な探索を行い、約50通りのレイアウトやコンテンツのバリエーションを生成することで、最も効果的な情報アーキテクチャを特定した。このプロセスは、以前は数日を要した作業を数時間に短縮し、より深いデザイン検討を可能にした。
Accorは「Figma Make」を適用し、ユーザー入力に応じてWebレイアウトを再構成する高精細プロトタイプを作成した。これにより、ステークホルダーは広範な手作業のドキュメントなしでAI駆動の体験を視覚化できる。一方、Affirmは「モデルコンテキストプロトコル (MCP)」を用いてコンポーネント、トークン、レイアウト構造を直接コーディング環境へ渡すことで、モバイルおよびWebの決済画面における不整合を解消した。Cursorなどのツールとデザイン成果物を統合した結果、新しい決済プラン用バッジの開発期間を6週間から2日へと短縮した。これらの変化は、プロダクトチームが開発フェーズに応じてツールを選択し、実装が当初のデザイン意図と一貫性を保てるようにする非線形ワークフローへの移行を示唆している。