ファイブアイズ、AIによるサイバー攻撃の急増に警告
CNBC TV18
2026年6月24日 (水)
- •ファイブアイズ情報同盟は、新しいAIモデルが差し迫ったサイバー戦争のリスクをもたらすと警告した。
- •MythosやGPT-5.5-Cyberといったモデルにより、ユーザーは複雑かつ甚大なハッキングを遂行可能となる恐れがある。
- •米政府機関はAIの脅威を受け、ネットワーク脆弱性の修正期限を3日間に短縮した。
米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドで構成される情報機関同盟「ファイブアイズ」は2026年6月22日、高度なAIモデルがサイバー攻撃の脅威を大幅に増大させていると警告した。同盟は3ページにわたる声明を発表し、「Frontier AI models」がサイバー空間における攻撃・防御能力の両面で、業界の予想を上回る変革をもたらすとの見解を示した。関係者は、この変化が数年単位ではなく、数カ月という短期間で進行していると強調した。
警告書では、Anthropicの「Mythos」やOpenAIの「GPT-5.5-Cyber」などのモデルが、より迅速かつ複雑で破壊的なハッキングを可能にするツールとして指摘された。こうしたリスクを受け、米政府は最近、国家安全保障上の懸念から、Anthropicに対し外国籍者によるMythosモデルへのアクセス停止を命じた。また、同報告書の共同署名者である米サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は、政府機関による重大なネットワーク脆弱性の修正期限を3日間に短縮した。
ファイブアイズの声明は、組織に対しソフトウェアの迅速なパッチ適用を優先し、機密システムのオンライン露出を制限するよう勧告する包括的なサイバーセキュリティ指針を提供している。さらに、同盟はセキュリティチームに対し、システムの弱点の特定やインシデントへの対応速度を向上させるため、AIを防御手段の強化に活用するよう推奨した。今回の警告は、デジタル戦争やセキュリティインフラの保護において、生成AIが持つ「デュアルユース(軍民両用)」の性質に対する政府の懸念が高まっている背景に基づいている。