ガートナー調査:サプライチェーンのAI対応に遅れ
SupplyChainBrain
2026年5月12日 (火)
- •サプライチェーン責任者のうち、AIによる抜本的改革を実行しているのは17%にとどまる
- •83%の組織が、大規模な構造改革よりも限定的・段階的なAI導入を優先している
- •データ準備の不備や分散したベンダーシステムが、大規模なAI実装を阻害している
ガートナーが140名の最高サプライチェーン責任者(CSCO)を対象に行った調査により、多くの企業が広範なAI統合の準備を整えていないことが明らかになった。調査対象の幹部のうち、AIを業務フローの「抜本的改革」に活用しているのはわずか17%であり、83%は特定のユースケースにおける限定的な改善に留まっている。
5月6日にフロリダ州オーランドで開催された「ガートナー・シンポジウム/エキスポ」にて、ガートナーのシニアディレクターアナリストであるケイレブ・トムソン(Caleb Thomson)は、導入を阻む組織的障壁を指摘した。企業はデータ準備状況の格差、分散した計画プラットフォーム、データ管理における役割定義の欠如に直面しており、これらが中核業務へのAI埋め込みを制限している。
現在、多くの組織は基盤整備を優先し、段階的な導入を選択している。このアプローチは、将来的にサプライチェーンネットワーク全体で「エージェンティック・オーケストレーション」を実現するための準備として意図されている。