Infinitus、AIによる患者トリアージの精度向上へ
Fierce Healthcare
2026年6月26日 (金)
- •Infinitusは、医療会話におけるAI主導の患者トリアージを監視し改善する「Clinical Escalations」を発表した。
- •同システムは「Schmidt Thompson Call Prioritization Index」を用いて、患者との対話にリアルタイムで緊急度スコアを割り当てる。
- •Accompany Healthが本ツールを試験導入し、複雑なケアニーズを持つ患者に対する安全で信頼性の高いトリアージの確保を目指している。
ヘルスケア通信向けAIを専門とするInfinitusは、2026年6月25日木曜日にリスク検知システム「Clinical Escalations」を導入した。このシステムは、患者が述べた意図にかかわらず、緊急の臨床状況を対話から常時監視することで、AIエージェントによる患者のトリアージミスを防ぐ目的で設計されている。Clinical Escalationsは「Schmidt Thompson Call Prioritization Index」(CPI)フレームワークを活用し、患者との各対話に対してリアルタイムで緊急度スコアを付与する。
InfinitusのCEO兼共同創業者であるアンキット・ジェイン(Ankit Jain)によると、本ツールは患者の健康状態に見合わない低い緊急度で分類されてしまう「過小トリアージ」のリスクに対処するものだ。同システムは、識字能力、感情状態、会話の明瞭さなど多様な要素を考慮した実際の患者との対話データを用いて学習されている。すべての対話は人間による検証のために記録され、AIが行ったすべてのエスカレーション決定について臨床チームに証跡を提供する。
在宅医療を提供するAccompany Healthは、トリアージ能力を強化するため現在この技術を試験導入している。Clinical Escalationsは、既存のInfinitusの顧客すべてに提供が開始された。同社は2026年4月に医療向けAIエージェント構築ツール「Infinitus Studio」を、同年2月には医療支払者向けのエンゲージメントツール群を導入しており、今回の発表はこれらに続く展開となる。