Moonshot AI、需要急増によりKimi K3の新規登録を一時停止
Times of India
2026年7月21日 (火)
- •Moonshot AIは、公開から48時間でGPUリソースが枯渇したため、Kimi K3の新規登録を一時停止した。
- •2.8兆パラメータのモデルKimi K3は、コーディングテストでAnthropicのFable 5を上回り、コストは40%削減された。
- •Moonshot AIはアクセスをウェブ用とコーディング用に分け、7月27日にモデル重みを公開する予定である。
Moonshot AIは、Kimi K3の公開から48時間以内に需要が急増し、インフラの処理能力が限界に達したため、新規登録を停止した。このモデルは2.8兆パラメータを誇るシステムであり、フロントエンド開発のベンチマークにおいてAnthropicのFable 5を上回る性能を示し、米国競合他社と比較して約40%低い運用コストを実現したことで注目を集めていた。しかし、予期せぬ需要の集中により利用可能なGPUリソースが使い果たされ、既存ユーザーの利便性を確保するため、新規アクセスの制限を余儀なくされた。
運用負荷を調整するため、Moonshot AIはサービス体系を再編する。ウェブおよびモバイルアプリ向けの「Kimi Membership」と、コーディング作業に特化した「Kimi Code Membership」の2層に分ける方針だ。コーディングセッションは標準的な対話よりも計算資源を大幅に消費するため、利用パターンに応じてハードウェアの割り当てを最適化することが狙いである。同社はサーバー容量の拡張に合わせて、バッチ形式で新規登録を再開する予定だ。
この処理能力のボトルネックは一時的なものとなる可能性がある。Moonshot AIは7月27日にKimi K3のモデル重みを完全公開する計画を立てている。これにより、外部組織が独自のハードウェアでモデルをセルフホスト(自社運用)およびカスタマイズできるようになり、同社の逼迫したAPIサービスに対する負荷軽減策として機能する。Kimi K3の性能は高いものの、今回の事態は地理的な場所を問わず、計算資源の確保がフロンティアモデルをスケーリングする上での根本的な制約であることを浮き彫りにしている。