ノースカロライナ州、家賃アルゴリズムでLivCorと700万ドルの和解
GovTech AI
2026年6月25日 (木)
- •ジェフ・ジャクソン(Jeff Jackson)ノースカロライナ州司法長官は、LivCorによる家賃設定アルゴリズムの利用を巡り、700万ドルの和解金を獲得した。
- •本合意により、LivCorは機密情報の共有や、家賃に影響を与えるサードパーティ製価格設定ソフトウェアの使用が禁じられる。
- •ノースカロライナ州は、RealPageおよび残る3社の賃貸業者に対する独占禁止法訴訟を継続している。
ジェフ・ジャクソン(Jeff Jackson)ノースカロライナ州司法長官は2026年6月24日、家賃設定アルゴリズムの利用に関し、賃貸不動産会社LivCorと700万ドルの和解に達した。この合意に基づき、LivCorはアルゴリズムによる価格設定を行うサードパーティ製ソフトウェアの利用を禁じられ、競合する賃貸業者との機密情報の共有も制限される。ノースカロライナ州内で3,500戸のアパートを管理する同社は、州が現在広範な訴訟を起こしているソフトウェア企業RealPageが主催する会議への参加も停止しなければならない。
和解条項の一環として、LivCorは司法長官事務所へコンプライアンスの進捗状況を報告し、業務監査を受ける義務を負う。同社は和解には応じたものの、法的責任や不正行為については認めていない。ジャクソン司法長官が主導する広範な法的手続きでは、RealPageのソフトウェアが機密データを利用して独占禁止法に違反する形で家賃を不当に吊り上げた疑いが持たれている。
本件には、州内で70,000戸以上の賃貸ユニットを管理する7つの大手賃貸業者が関与している。同司法長官はこれまで、GreystarおよびCortlandとの和解を成立させている。家賃を不当に操作するシステムの防止を目指し、州によるRealPageおよび残る3社に対する訴訟は現在も継続中である。なお、司法長官事務所は本件の和解が係属中の訴訟に対する証拠となるか、あるいは賃貸人個々人へ金銭的な補償が行われるかについては明らかにしていない。