ニューメキシコの教員、AI政策への関与を要求
abqjournal.com
2026年6月1日 (月)
- •ジェイシー・ホーマー教員は、ニューメキシコのK-12 AI政策策定への教育現場の関与を強く求めている。
- •ホーマー教員は、州の予算が逼迫する中、1クラス20名以上の多様な生徒を支援するためにAIを活用している。
- •連邦政府の管理予算局(OMB)により、ニューメキシコのK-12教育予算4400万ドル以上が保留されている。
教員であり2026年Teach Plus Leading Edgeフェローでもあるジェイシー・ホーマーは、ニューメキシコの学校におけるAI政策策定の中心に教育者がいるべきだと主張する。現在の議論はインフラやサイバーセキュリティを優先しがちだが、教室での日々の指導や生徒のニーズという現実が軽視されていると指摘する。ホーマーはニューメキシコ・ハイランズ大学で開催された立法教育研究委員会のAI作業部会に参加し、効果的かつ公平なAI実装には現場の実践的な経験が不可欠だと強調した。
ホーマーは自身の教育活動の中で、英語学習者を含む多様な生徒のニーズに応えるためAIツールを導入している。ある生徒が航空に関する6年生レベルの要約を生成してキャリア発表を自力で完遂できた事例を挙げ、リソースが不足し習熟度が低い州において、こうしたツールが不可欠な支援を提供すると語る。実際、ニューメキシコの低所得世帯の生徒で4年生レベルの読解力を備えているのは5人に1人未満である。
州の教育環境は、管理予算局がK-12向けの連邦予算4400万ドル以上を保留したことで大きな財政的圧力を受けている。この制約下で、ホーマーは課題の差別化や教材の翻訳といった事務作業をAIで自動化し、Individualized Education Program(個別教育プログラム)の対象者を含む20名以上の生徒一人ひとりに向き合う時間を確保している。彼女は、安全対策の必要性を認めつつも、現実的なリソース制限の下で技術が機能するよう、教員の意見を取り入れて政策を立案・検証すべきだと結論付けた。