OpenAIの収益急増と膨らむコスト
Fortune
2026年6月18日 (木)
- •OpenAIの2025年収益は130.7億ドルに達したが、営業損失は209.2億ドルを記録した。
- •コンシューマー向けAIサービスの拡大により、2025年の経費は340億ドルまで急増した。
- •SpaceXがCursorを600億ドルで買収する権利を行使し、スタートアップ買収額として史上最大となった。
OpenAIの2025年収益は130.7億ドルとなり、2024年の37億ドルから大幅に増加した。月間アクティブユーザー数が10億人を突破したChatGPTの成長が収益を牽引したが、総コストおよび経費は2025年に340億ドルへ膨らみ、前年の124.48億ドルから倍増以上の水準となった。結果として、営業損失は2024年の87.8億ドルから209.2億ドルまで拡大している。これらの数値は、ジャーナリストのエド・ジトロンやフィナンシャル・タイムズによってリーク・報告されたものであり、同社の現状における高い資本需要を裏付けている。
市場観測筋は、これらの決算内容がAI業界での優位性を維持するための長期的かつ攻撃的な支出戦略を反映していると指摘する。会計上の基準では厳しい数値に見えるが、今後予想される新規株式公開(IPO)に向けてどのような情報が開示されるか注目が集まっている。OpenAIは以前8520億ドルの企業価値を評価されていたが、継続的な研究開発投資により、最終的な収益性は依然として不透明な状況にある。
一方で、ベンチャーキャピタル市場では大きな動きが見られる。SpaceXはCursorに対する買収権利を正式に行使し、その額は600億ドルに達した。これはベンチャー支援を受けたスタートアップの買収としては史上最大規模である。また、クリアレイク・キャピタルはAI、ソフトウェア近代化、デジタル変革部門への投資を目的とした第8号ファンドにおいて148億ドルを調達した。これらの動向は、各企業が市場地位を確保するためにAIインフラや開発エコシステムへ資本を集中させている現状を浮き彫りにしている。