OpenAI、ChatGPTに自傷リスクを通知する「Trusted Contact」追加
Ledge AI
2026年5月11日 (月)
- •OpenAI、ChatGPTに成人向け安全機能「Trusted Contact」を導入
- •自傷リスク検知時に人間のレビューを経て事前登録連絡先へ通知
- •プライバシー配慮のためチャット全文の共有は行わず警告のみ送信
OpenAIは2026年5月7日(現地時間)、ChatGPTにオプションの安全機能「Trusted Contact」を追加すると発表した。この機能は、成人ユーザーが友人や家族など信頼できる人物を1人事前に登録し、ユーザーが自傷に関して深刻な安全上の懸念を示す会話を検知した場合、その連絡先に通知する仕組みである。
自動監視システムがリスクを検知すると、ChatGPTはまずユーザー自身に連絡先への通知の可能性を警告し、会話のきっかけとなる文案を提示する。その後、専門の訓練を受けたレビュー担当者が状況を確認し、必要と判断された場合にメールやテキストメッセージ等で連絡先に通知を送る。OpenAIは1時間以内のレビュー完了を目指すとしている。
通知内容には自傷に関する懸念があることのみが含まれ、チャットの詳細や文字起こしは共有されない。同機能は臨床家や自殺予防専門家、米国心理学会(APA)などの助言を受けて開発されており、緊急時の現実世界での支援につなげるための追加策として位置づけられている。