OpenAIの2025年決算、385.3億ドルの純損失を計上
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2026年6月18日 (木)
- •OpenAIの2025年の売上高は130.7億ドルだったが、純損失は385.3億ドルに達した。
- •営業費用が340億ドルまで膨らみ、営業損失は209.2億ドルを記録した。
- •OpenAIは2025年にマイクロソフトへ172億ドルを支払い、インフラ依存の深刻さが浮き彫りとなった。
OpenAIは2025年度に385.3億ドルの純損失を計上した。この数値はエド・ジトロン(Ed Zitron)が調査し、フィナンシャル・タイムズが確認した監査済み財務書類により明らかになった。同年の売上高は130.7億ドルだったが、総費用は340億ドルにのぼった。損失の内訳には、研究開発費191.8億ドルや売上原価75億ドルが含まれるほか、転換社債やワラント関連の公正価値調整費用415.5億ドルが含まれている。純粋な営業損失は209.2億ドルとなり、2024年の87.8億ドルから大幅に拡大した。
開示資料は、マイクロソフトとの提携における依存度の高さを示している。OpenAIは2025年に研究開発費105.9億ドル、売上原価60.47億ドルを含む計172億ドルをマイクロソフトに支払った。2025年末時点でマイクロソフトに対する債務は36.4億ドルに達しており、同社はOpenAIグループの株式を約27%保有している。これらは計算資源への高密度な投資とインフラ拡張を主軸とする戦略を反映したものだ。
OpenAIは6月8日に証券取引委員会(SEC)へS-1提出書類を非公開で提出し、上場準備を進めている。CEOのサム・アルトマン(Sam Altman)は急速な拡大戦略を推進しており、2026年3月までに総額1220億ドルの資本を調達し、ポストマネー評価額は8520億ドルに達した。週あたりのアクティブユーザーは9億人を超え、購読者は5000万人を擁するものの、漏洩した文書からは売上高を上回るペースで営業コストが増加し続けている現状が読み取れる。本データは、大規模なインフラを要する組織が長期的な営業レバレッジを確保することの難しさを示している。