OpenAI、人型ロボット開発に向けた新部門を設立
Firstpost
2026年6月2日 (火)
- •OpenAIは、実世界での実用化を目指すロボット開発のため、ハードウェアやMLエンジニアの採用を開始した。
- •サム・アルトマン(Sam Altman)CEOは、デジタルモデルからインフラ整備や個人支援のための物理的なロボットへと事業範囲を拡大する方針だ。
- •今回の参入は、ユニツリー(Unitree)やLimX Dynamicsといった中国企業が人型ロボットの商用化で激しい競争を繰り広げる中で決定された。
OpenAIは、ソフトウェア開発から物理的なハードウェアおよび人型ロボットへと戦略を転換し、ロボット工学エンジニアの採用を開始した。サム・アルトマン(Sam Altman)CEOは、この新部門が人々の実生活を支援するロボットの製造を目指すと表明しており、当面はインフラ整備を行う熟練労働者の支援に注力する。長期的には、個人のために多様なタスクをこなす汎用的なロボットの実現を視野に入れている。
同社は現在、フルスタックのハードウェア、機械学習、システム工学、運用に精通した専門家を募っており、応募者は通常の採用窓口ではなく、新設されたロボット工学チームへ直接連絡する必要がある。この取り組みは、アディティア・ラメシュが主導した内部のワールドシミュレーション研究プログラムから派生したものであり、ChatGPTやGPT-4oに代表される純粋なデジタルシステムから、物理的な自動化へと焦点を移す動きといえる。
ロボット産業は現在、特にアジアで加速しており、韓国ではファッションショーや寺院の儀式、娯楽施設などで人型ロボットの活用が進んでいる。同時に、中国企業は東京で開催されたHumanoids Summitでのデモンストレーションを通じて世界的な存在感を示した。ユニツリー(Unitree)やLimX Dynamics、Booster Robotics、High Torqueなどの企業は、針の糸通しやボルトの締め付け、複雑なダンスなどの繊細な動作を披露し、急速な商用化とコスト効率の向上を推進している。ホンダやトヨタなどの日本メーカーが精密工学を重視する一方で、OpenAIがAIモデルの専門知識を活かして家庭や職場のナビゲーションおよび意思決定能力を強化することで、世界的な競争環境は激化している。