OpenRouter、エージェントSDKにHITLツールを追加
OpenRouter
2026年5月12日 (火)
- •OpenRouterがAgent SDKにHuman-in-the-Loop(HITL)ツールを実装し、重要な意思決定を管理可能にした。
- •開発者は条件付きロジックを活用し、定型業務を自動解決しつつ特定のケースを人間にエスカレーションできる。
- •新SDKは人間の応答処理用フックを備え、単なる「承認要求」パターンとは異なる柔軟なHITL制御を実現する。
OpenRouterはAgent SDKを更新し、Human-in-the-Loop(HITL)ツールへの対応を開始した。これにより開発者は、定型タスクを自律的に処理しつつ、一定の支払い金額やポリシー違反といった重要な意思決定が必要な局面で実行を一時停止し、人間の介入を仰ぐエージェントを構築できるようになった。
ワークフローでは「onToolCalled」フックを活用し、入力検査ロジックを定義する。関数が値を返せばエージェントは続行するが、nullを返した場合は実行が「awaiting_hitl」状態で停止する。その後、アプリケーション側で保留中の呼び出しを検知してユーザーに提示し、「function_call_output」項目を添えて「callModel」を実行することでサイクルを再開できる。また「onResponseReceived」フックにより、モデル再開前にメタデータ付与や形式の正規化といった人手入力の後処理も可能だ。
今回の実装は、すべての呼び出しに対して実行を止める既存の「requireApproval」パターンとは一線を画す。HITLツールはより粒度の細かい制御を提供し、例えば100ドル未満の支払いは自動承認するといった自動化を可能にしつつ、基準を超える場合にのみ人間がレビューする運用を実現する。