Prosper AI、医療エージェント基盤で3,000万ドルを調達
- •Prosper AIは、アンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)主導のシリーズAラウンドで3,000万ドルを調達し、エージェンティックAIプラットフォームを拡大する。
- •同社は13億ドル相当の患者ケアを管理しており、9月のシードラウンド以降、収益は5倍に成長した。
- •導入先の医療機関では、業務の最大70%が自動化され、財務決済の改善により収益が12%増加したと報告されている。
医療オペレーションを手がけるProsper AIは、アンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz)が主導するシリーズAラウンドで3,000万ドルを調達した。調達資金は、患者の予約管理、保険確認、請求処理などの事務作業を担う自律型システム「エージェンティックAI」プラットフォームの拡充に充てられる。2023年にジョセップ・ミンゴット(Josep Mingot)とザビエル・デ・グラシア(Xavier de Gracia)によって共同設立された同社は、医療システムや外来診療グループにおいて、人間のスタッフを補完するAI人材の構築を目指している。
2025年9月のシード資金調達の発表以来、Prosper AIは収益を5倍に伸ばし、現在40以上の医療機関で13億ドルを超える患者ケアを管理している。プラットフォームはアテナヘルス(athenahealth)やモッドメド(ModMed)といった電子カルテ(EHR)システムと統合されており、患者との一貫したコミュニケーションを実現する。経営陣によると、本ソフトウェアは管理コストを40%以上削減し、予約調整などの特定の業務を最大70%自動化する。また、診療の財務クリアランス精度が向上したことで、収益が12%増加したという医療機関の報告もある。
このプラットフォームは、複数のAIエージェントが連携し、保険会社の自動音声対応やAPIを通じたリアルタイムの資格確認など、インバウンドおよびアウトバウンドのタスクを実行する。同社は、単機能ツールではなく包括的なソリューションを求める医療機関との競争において、評価の80%で勝利を収めている。現在の顧客にはジャクソン・メモリアル病院(Jackson Memorial Hospital)やプリファード・ダーマトロジー(Preferred Dermatology)などが含まれる。今回の資金調達により、Prosper AIはエンジニアリングチームを拡大し、大手EHRプラットフォームとの連携を深めることで、医療システム内での導入を加速させる意向である。