Sakana AI、防衛分野における指揮統制システムの開発を推進
Sakana AI
2026年5月11日 (月)
- •Sakana AIが防衛・金融分野へのAI実装を本格化、指揮統制システムの開発に着手
- •大量データを統合・分析し部隊の迅速な意思決定を支援する技術を構築
- •通信が制限されるDDIL環境を想定した分散システムの設計・実装が重要な課題
Sakana AIは、防衛および金融分野などの社会基盤に対するAI技術の社会実装を進めている。2025年初頭に始動したApplied Teamの一員として、同社のソフトウェアエンジニアである伊藤大(Masaru Itoh)氏が、国防ミッションを支援するシステムの開発状況を明らかにした。
同社が開発するのは、部隊行動の状況把握と意思決定を支援する指揮統制システムである。SNS上の偽情報対策技術の応用や、ドローン等から収集される大量の現場データを統合・分析することで、指揮官の迅速な判断をサポートすることを目指している。
開発環境にはPython、TypeScript、Kotlinといった標準的なスタックを採用する一方、防衛領域特有の課題にも対応している。通信が途切れたり帯域が制限されたりするDDIL環境下でも稼働する分散システムの設計など、極めて高い信頼性が求められる技術領域に取り組んでいる。
防衛領域での生成AI活用には深い注意が必要であり、実装コードやシステムの出力品質に対しては、人が介在し厳格に担保する体制を維持していると伊藤氏は述べている。