Salesforceがエージェント対応の自動化ガイドを公開
Salesforce Blog
2026年6月23日 (火)
- •Salesforceは2026年6月17日、既存の自動化システムをAgentforceに対応させるためのガイドラインを公開した。
- •リファクタリング戦略として、モノリシックな処理を構造化されたApexデータ契約を用いて単一目的のアクションに分離することを提唱している。
- •セキュリティ確保のため、「with sharing」キーワードや「WITH USER_MODE」の使用が必須要件として定められた。
Salesforceは2026年6月17日、既存の自動化システムをAgentforceへ統合するためのガイドを公開した。このプロセスは、モノリシックな(単一の巨大な)処理を、確率的な推論と信頼性の高い実行を両立させる、独立した確定的なアクションに分解することに重点を置いている。開発者は資産を、最適な候補、移行が必要な候補、境界線上の候補、そして権限をバイパスするリスクの高いアンチパターンの4つのカテゴリーに分類する必要がある。
効果的なリファクタリングには、割引計算、請求書作成、通知といった機能を個別のユニットへ切り離す作業が不可欠だ。技術要件として、アセットを同期的にリスト処理できるよう一括化(バルク化)し、Apexラッパークラスで厳格なデータ契約を定義し、@InvocableVariableアノテーションを用いてAgentforce向けの明確なJSONスキーマを構築することが求められる。さらに、すべてのデータ操作において「with sharing」キーワードや「WITH USER_MODE」を適用し、実行時のセキュリティを担保しなければならない。
モジュール化されたこれらの資産はAgentforceのカスタムアクションとして機能し、Agentforceが人間の意図を管理する一方で、Salesforceの基盤アーキテクチャがガバナンスを提供する。まずは単一の最適な候補から着手し、ベースラインを確立した上で拡張する戦略が推奨されている。このモジュール化アプローチにより、統合が促進されるだけでなく、組織全体の自動化資産におけるセキュリティ、コンプライアンス、信頼性が向上する。