セールスフォース、金融アドバイザー向けAIを発表
Salesforce Blog
2026年6月23日 (火)
- •セールスフォースは金融アドバイザーの事務作業を自動化するAgentic Advisorを発表した。
- •今後10年でアドバイザーの40%が引退する業界の課題解決を目指す。
- •リアルタイムの会議支援やポートフォリオ監視が可能で、2026年6月から順次提供される。
セールスフォースは2026年6月18日、金融サービス向けAgentforceに統合された自律型AIエージェント「Agentic Advisor」を発表した。このデジタルチームメイトは、金融アドバイザーが業務時間の約50%を費やしている事務作業の削減を目的とする。同製品は、今後10年間でアドバイザーの約40%が引退するという予測や、24兆ドル規模の「大富の移転」、さらに顧客の44%が今後3年以内に資産管理会社の変更を検討しているという業界の課題に対応する。
Agentic Advisorは従来の副操縦士型AIとは異なり、既存のガバナンス枠組み内で自律的に動作する。主な特徴として、金融業界特有の専門知識、主要システムとのネイティブな統合、コンプライアンスを最優先したアーキテクチャが挙げられる。人間が最終決定権を持つHuman-in-the-loopの仕組みを採用しており、AIは背景でタスクを遂行する。会議準備やタスク自動化を行う「Meeting Concierge」が2026年6月に一般提供されるほか、「Run My Day」や「Enhanced Client Details」も同年7月・8月に順次展開予定である。将来的にコネクタライブラリやビジネスインサイトの追加、Slackやマイクロソフトチームズ経由でのモバイルアクセスも計画されている。ワークフローの自動化を通じて、最高技術責任者(CTO)の導入期間短縮とコンプライアンスチームのための監査証跡提供を目指す。