SKグループ、5000億ドル規模のAIインフラ構築へ
- •SKグループがNVIDIA等のグローバル企業と総額5000億ドル規模のAIインフラ構築で提携した。
- •SKテレコムとNVIDIAは2027年から2GW規模のAIファクトリーおよびベラルービン・システムを構築する。
- •崔泰源(チェ・テウォン)会長はAIネーティブ国家の実現とインフラハブ化に向けた3大課題を提示した。
SKグループは24日(現地時間)、米国サンフランシスコで開催された「K-AI Summit」において、NVIDIA、マイクロソフト、アンソロピックとAI半導体およびデータセンターインフラ分野での大規模な提携を締結した。今回の合意は総額5000億ドル以上のAIインフラ構築を目指すものであり、韓国をグローバルなAI革新ハブへと引き上げるための「3大メガプロジェクト」の実行基盤を固めるものだ。
SKテレコムはNVIDIAと協力し、国内最大規模となる2GWのAIファクトリーを構築する。NVIDIAのフルスタックAIプラットフォーム「DSX」を基盤に、SKハイニックスのHBM4を搭載した次世代AIコンピューティングシステム「ベラルービン」を導入し、2027年から段階的に稼働させる予定だ。両社は大規模言語モデル(LLM)の学習からエージェンティックAI(自律型AI)まで対応可能な次世代AIメモリの共同開発と最適化を行う。
SKハイニックスはマイクロソフトとAIワークロードに最適化したサーバー用メモリの長期供給提携を推進する。さらにSKテレコムはアンソロピックと韓国国内でのGW級AIデータセンター構築に向けた包括的覚書(MOU)を締結し、AWSとは従来の蔚山(ウルサン)データセンター協力枠を超え、韓国内の拠点地域でAIコンピューティングインフラを拡大する。崔泰源会長は当日、OpenAIのサム・アルトマン(Sam Altman)CEOとも面談し、メモリ供給を含む長期的なパートナーシップ強化策を協議した。
崔泰源会長は今回の提携を通じ、韓国が単なるAI消費国を超え、グローバルAIインフラのハブとして生まれ変わるべきだと強調した。そのための3大課題として、全国民が一人あたり1つのAIエージェントを使用する「AIネーティブ国家」の実現、メモリ生産拡大とデータセンター拡充を通じたトークンコストの削減、そしてAIガバナンスの確立と環境保全など副作用の最小化を挙げた。SKはグローバルビッグテックとの協力を通じ、AI技術リーダーシップを確保し、グローバルエコシステムの拡大を加速させる方針だ。