ソフトバンク、OpenAIへ100億ドルを追加出資
Economic Times
2026年7月2日 (木)
- •ソフトバンクが300億ドルの出資コミットメントの一環として、OpenAIへ2回目となる100億ドルの出資を完了した。
- •今回の資金調達には、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、日本の主要銀行による400億ドルのブリッジローンが活用された。
- •OpenAIの新規株式公開(IPO)が2027年まで延期される可能性が報じられ、ソフトバンク株は12%下落した。
ソフトバンクグループは、OpenAIに対する総額300億ドルの出資コミットメントのうち、第2弾となる100億ドルの支払いを完了した。2026年7月1日に発表されたこの資金提供は、3月27日に締結されたブリッジローン(一時的な資金不足を補う短期融資)を通じて実施された。ソフトバンクは今回の投資および一般運営資金として400億ドルの無担保ブリッジローンを調達しており、これにはJPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行などの主要金融機関が関与している。残る100億ドルの出資は10月1日に予定されている。
今回の出資は、2月に公表されたOpenAIによる総額1100億ドルの資金調達ラウンドの一部である。このラウンドではソフトバンクとエヌビディアが各300億ドル、アマゾンが500億ドルを出資しており、資金調達前の企業価値(プレマネーバリュエーション)は7300億ドルと評価されている。しかし、ニューヨーク・タイムズが報じたOpenAIのIPO延期説により投資家心理が冷え込み、報道を受けてソフトバンク株は12%超下落し、同日の日経平均株価も4%下落した。
OpenAIは現在、ソフトバンクの業績における中心的な要素となっている。1月〜3月期には、ChatGPT開発元であるOpenAIの持分評価益が寄与し、ソフトバンクの純利益は3倍の1兆8300億円(116億ドル)に達した。一方でインド事業は苦戦しており、同期間のビジョン・ファンド2による公開投資資産の損失の15%を占めた。レンズカートは1億ドル程度の利益をもたらしたものの、スウィギー、オラ・エレクトリック、ミーショー、デリーベリー、ファーストクライといった他のインド上場企業は市場価値が下落した。